NCジャパン:オンラインゲーム基本利用料無料に方針転換

NCジャパンのオンラインゲーム「ブレイドアンドソウル」のビジュアル
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NCジャパンのオンラインゲーム「ブレイドアンドソウル」のビジュアル

 オンラインゲーム会社のNCジャパンは1日、パソコン(PC)向けオンラインゲームのサービスを従来の月額課金制から基本利用料無料のアイテム課金に切り替えることを明らかにした。基本利用料無料のスマートフォンゲームが席巻する現状を踏まえ、新規ユーザーの取り込みを図る狙い。

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 テレビアニメ化もされた「ブレイドアンドソウル」は3月1日から、「タワーオブアイオン」は4月1日から切り替える。「リネージュ2」は、現行の月額課金(2000円相当)を維持するが、無料化について「前向きに検討する」としている。既に2009年から基本利用料無料を導入している「リネージュ」は、無料化を継続する。

 また「リネージュ2」と「タワーオブアイオン」では、各ゲームで最も盛り上がった時代のゲームのバージョンを復活させ、別サーバーで基本利用料無料で提供する新サービスを始める。

 同社はこれまで、高性能PCで楽しめるきれいなグラフィック、強いコミュニティー要素を持ち味にしたオンラインゲームを展開してきたが、「魅力を実感してもらうまでに長いゲーム料金が必要になる」(三浦周チーフプロデューサー)と判断し、方針転換した。

 オンラインゲームは、作品がそろい始めた2000年ごろは、月額利用料の作品が多かったが、その後、利用者が増えて売り上げアップも見込める基本利用料無料でアイテム課金制のゲームが増加。現在は、携帯電話やスマートフォン向けのゲームでも無料化が主流になっている。

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