アイドルグループ「Berryz工房」が3日、東京・日本武道館(東京都千代田区)で無期限活動停止前の最後となるコンサートを開催。会場に詰めかけた約1万人のファンを前に、11年前のデビュー日と同じ3月3日に4066日におよぶ活動にいったんピリオドを打った。
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「Berryz工房ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ~!」と題したこの日のライブで、メンバーはデビュー曲「あなたなしでは生きてゆけない」や「Bye Bye またね」など24曲を熱唱。終盤に行われたセレモニーで、キャプテンの清水佐紀さんは「ファンのおかげで11年間突っ走ってくることができました。Berrys工房は今日で活動停止になりますが、永久に不滅です!」と涙で声を詰まらせながらファンに感謝した。
一方、“ももち”の愛称で知られるメンバーの嗣永桃子さんは「急に活動停止しますって言って、わがままなグループだなっと思うんですけど、そんなBerryz工房を愛してくれて感謝でいっぱいです。明日からはみんなバラバラな道を進んでいくけど、心はひとつだと思ってます。またいつか会える日を願っています」と笑顔で呼びかけた。
「Berryz工房」は8人組グループとして、2004年3月3日にシングル「あなたなしでは生きてゆけない」でメジャーデビュー。05年10月の石村舞波さんの卒業後、ももちの愛称で知られる嗣永桃子さん、キャプテンの清水佐紀さん、徳永千奈美さん、須藤茉麻さん、夏焼雅さん、熊井友理奈さん、菅谷梨沙子さんの7人で活動。これまで36枚のシングルと13枚のアルバム、136曲のオリジナル楽曲を発表。コンサート公演数は666公演に及んだ。
菅谷さんは「なんて言葉にだしていいか分からないけどすっごく楽しかった」、熊井さんは「12年半芸能界に入って活動してきて、私って本当に周りに恵まれてるなと思った。みなさんと一緒にすてきな思い出が作れたんじゃないかな」と語り、夏焼さんは「今まで幸せな時間をいっぱいもらって、もう満足です。またみんなに会えるように、もっともっと好きな歌を練習して、いつかまたできたらいいなって思います」と思いをはせた。
須藤さんは「今日で終わると思うとすごく寂しいし、こんなにすてきな空間を守ることができなくて本当にごめんなさい。だけど自分たちで決めた道だから後悔はしてません。これからも7人が歩いていく道を背中を押していただけたらうれしいなと思います」とあいさつ。徳永さんは「自分たちで決めた道ですが、メンバーとバラバラになると思うとすごく寂しい。明日からはそれぞれ違う道を歩いていきますが、明るく楽しく笑顔でその道を突き進んでいきたい」と思いを語っていた。
なお、この日のラストコンサートの模様は、国内外の劇場でもライブビューイングで上映された。