マッサン:エリー役フォックスさんが日本での女優業に意欲 心配にも余裕の笑顔

今後について語った「マッサン」エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスさん
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今後について語った「マッサン」エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスさん

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の“バトンタッチセレモニー”が、東京・渋谷の同局で26日に行われ、28日に最終回を迎える「マッサン」のヒロイン・エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスさんが、“マッサン”こと亀山政春役の玉山鉄二さん、30日スタートの「まれ」のヒロイン・津村希役の土屋太鳳さんとともに出席。フォックスさんは今後について「日本の俳優さんと一緒に仕事がしたい」と改めて日本での女優業に意欲を見せると、記者から過去に成功例のないことを心配され、「そうねー。じゃあ、やめちゃおうかしら」と冗談を交え、余裕の笑顔でかわしてみせた。

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 この日、フォックスさんは終始笑顔で、セレモニーの冒頭では「ニューヨークに数日間、帰っていたので日本語を忘れてしまいました」とおどける一幕も。また土屋さんから花束を贈られると、いとおしそうに土屋さんをハグし、希の故郷・石川県の伝統工芸品である輪島塗のペアカップを玉山さんとともに受け取ると、「本当にありがとうございます。新しい宝物。見るたびに鉄二さんを思い出す」と喜んでいた。

 「マッサン」は、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝とそのスコットランド人妻・リタをモデルにした亀山政春とエリー夫婦を、玉山さんとフォックスさんが演じている。「マッサン」とは、難しい日本語と格闘したヒロインが愛情を込めて呼んだ夫の愛称で、夢に生きる不器用な日本男児と気品あふれるスコットランド人妻という“凸凹夫婦”の人情喜劇が展開されている。

 「まれ」は92作目の朝ドラで、「クロサギ」(TBS系)や「震える牛」(WOWOW)などを手がけてきた脚本家の篠崎絵里子さんによるオリジナル作。夢ばかり語る父のせいで、一度は堅実な公務員の道を選んだ津村希(まれ)が、夢を持った人々とのふれあいの中で、本当の自分の夢を思い出し、世界一のパティシエを目指すことになる……というストーリーが展開する。30日から毎週月~土曜午前8時~同15分にNHK総合ほかで放送。 

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