今週シネマ:10、11日公開「ソロモンの偽証 後篇」「バードマン」「新選組オブ・ザ・デッド」…

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「ソロモンの偽証 後篇・裁判」のワンシーン (C)2015「ソロモンの偽証」製作委員会

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。10日には、今年の第87回米アカデミー賞で作品賞はじめ4部門に輝いたマイケル・キートンさん主演のファンタジーコメディー「バードマン(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)が公開。11日には、宮部みゆきさんのミステリー巨編を2部構成で映画化した作品の後編「ソロモンの偽証 後篇・裁判」(成島出監督)、 お笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀さんが長編映画で初主演したゾンビホラー「新選組オブ・ザ・デッド」(渡辺一志監督)が公開される。

 「ソロモンの偽証 後篇・裁判」は、人気作家の宮部さんが構想15年、執筆に9年を費やして完成させたという同名のミステリー小説が原作で、今作は2部構成となる映画の完結編。とある中学校を舞台に、同級生の不審死の真相を突き止めるための裁判がついに開廷。それぞれの思いを胸に証言台に立つ生徒たちは何を語るのか、“子供”ながらも緊迫感あるやりとりが繰り広げられ、さまざまな思惑も明かされていく。応募者1万人の中から選ばれたという33人の生徒役の演技にも注目だ。

 「バードマン(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」は、「バベル」(2006年)などで知られるイニャリトゥ監督が、これまでのシリアス路線から作風を変え、初めてコメディーに挑戦。ヒット作に恵まれず、私生活にも失敗した元スター俳優が、復活を懸けて、自らの脚色、演出、主演でブロードウエーに立とうとするが……というストーリー。ハリウッドのアメコミ原作信奉に対する揶揄(やゆ)や、話題になるのも早いが飽きるのも早い、現代社会の風潮に対するアイロニーも感じられる作品に仕上がった。

 「新選組オブ・ザ・デッド」は、幕末の京都を舞台に、突然出現したゾンビと新選組の戦いを描く異色の時代劇。サラエボ国際映画祭で新人監督特別賞を受賞した「キャプテントキオ」(07年)の渡辺さんが監督・原案・脚本を担当し、キャストには山本千尋さん、川岡大次郎さん、お笑い芸人のチャド・マレーンさんら個性豊かなメンバーがそろった。ゾンビと新選組という組み合わせだけでも興味深いのに、主演を務める日村さんの怪演ぶりにも目を見張る。

 このほか、歌舞伎俳優の市川染五郎さん、女優の天海祐希さん、俳優の伊原剛志さんらを迎えて2003年に上演された「劇団☆新感線」の舞台を映像化し、デジタルリマスターした「ゲキ×シネ『阿修羅城の瞳2003』」(作・中島かずき、演出・いのうえひでのり)、ロックの歴史に名を刻むギタリスト、ジミ・ヘンドリックスがいかにしてスターダムを駆け上がっていったかを描く「JIMI:栄光への軌跡」(ジョン・リドリー監督)、「太陽がいっぱい」(1960年)、「リプリー」(99年)などの原作者、パトリシア・ハイスミスさんの「殺意の迷宮」を、ヴィゴ・モーテンセンさん、オスカー・アイザックさん、キルスティン・ダンストさんら豪華キャストで映画化した「ギリシャに消えた嘘」(ホセイン・アミニ監督)も11日に公開される。

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