井上真央:「花燃ゆ」視聴率低迷に「私の力不足」

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 女優の井上真央さんが20日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた大河ドラマ「花燃ゆ」の第18話「龍馬!登場」(5月3日放送)の試写会に出席。主人公・文(ふみ)を演じる井上さんは、今作の視聴率低迷について「励ましのメールをよくいただく。いろいろな原因があるとは思いますが、主役の私の力不足もある」と苦笑いを浮かべ、「“この戦い”はまだまだ続きますので、あまりイジメないでほしいですし、お手柔らかにお願いします」と語った。

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 統一地方選の開票速報の影響で、12日午後7時15分から前倒しで放送された第15話の平均視聴率が9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と自己ワーストを更新。大河ドラマとしては2012年の「平清盛」以来の1桁台を記録していた。19日午後8時から放送された第16話の平均視聴率は10.7%(同)と盛り返したが、苦戦を強いられている。

 この日の試写会には、久坂玄瑞(くさか・げんずい)役の東出昌大さん、制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサー(CP)も出席。東出さんは「先週、僕も『花燃ゆ』を見ようと思って、(午後)8時にテレビつけたら『あれ、やってねえ』って(笑い)。そういう不運もある」と明かして笑いを誘うと、土屋CPは「これから激動の幕末、“第2ステージ”に入る。奇兵隊の結成や池田屋事件、禁門の変、女側も協力して台場を作ったりと見どころも多い。ますます期待していただければ」と今後の展開に自信を見せた。

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰(伊勢谷友介さん)の妹・文(井上さん)が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊王攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞(東出昌大さん)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(大沢たかおさん)と再婚した人物。ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えながら生きた文の生涯が描かれている。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」はNHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送中。 

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