花とアリス殺人事件:仏映画祭にノミネート 岩井俊二監督初の劇場版長編アニメ

仏・アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に選出された「花とアリス殺人事件」の一場面(C)花とアリス殺人事件製作委員会
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仏・アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に選出された「花とアリス殺人事件」の一場面(C)花とアリス殺人事件製作委員会

 岩井俊二監督が初めて手掛けた劇場版長編アニメ「花とアリス殺人事件」が、世界最大級のアニメ映画祭の仏・アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に選出されたことが29日、分かった。95の国と地域から2605作の応募があった中、グランプリのクリスタル賞を選出するノミネート作品の1本として選出された。

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 同映画祭の長編コンペティション部門では、1993年に宮崎駿監督の「紅の豚」、95年に高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」がグランプリを受賞しており、2007年には細田守監督の「時をかける少女」、11年に原恵一監督の「カラフル」が特別賞を受賞している。映画祭は6月15~20日(現地時間)に開催され、岩井監督が現地入りする。

 「花とアリス殺人事件」は、岩井監督が原作、脚本、監督を担当した実写映画「花とアリス」(04年)の前日譚(たん)で、実写版でダブルヒロインを演じた女優の鈴木杏さんと蒼井優さんが、アニメ版でも再び同じ役の声を担当。2人が演じた有栖川徹子と荒井花の出会いなどが描かれている。
 

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