中村勘九郎:父・勘三郎の死去から2年経過も… いまだプレッシャーで「パニックになる」

4日放送の番組「テレビ未来遺産 中村勘九郎~親子の宿命~」で対談している中村勘九郎さん(左)と藤山直美さん=TBS提供
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4日放送の番組「テレビ未来遺産 中村勘九郎~親子の宿命~」で対談している中村勘九郎さん(左)と藤山直美さん=TBS提供

 歌舞伎俳優の中村勘九郎さんが、ナビゲーターを務める番組「テレビ未来遺産 中村勘九郎~親子の宿命~」(TBS系)が4日午後9時から放送される。「親は子に何を遺(のこ)したのか?」、また「子は親から何を受け継いできたのか?」をテーマに、勘九郎さんがゆかりのある人物や自分と立場の近い人物と対談する。勘九郎さんは、2012年12月に亡くなった父・勘三郎さんが得意とした演目や、直接教えを受けていない役をやる時に「パニックになることがある」と、いまだプレッシャーの大きさにさいなまれていることを明かしている。

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 番組では、“国民的喜劇役者”の藤山寛美さんの娘で女優の藤山直美さん、勘三郎さん一家と家族ぐるみの付き合いがあった落語家の笑福亭鶴瓶さん、有田焼の十五代酒井田柿右衛門さんを対談相手として迎えた。勘九郎さんは、藤山直美さんや柿右衛門さんといった“偉大な父と同じ道を選んだ者同士”の会話の中で、「(勘三郎さんと)どうしても似ちゃう」「よく取材で『プレッシャーはあるか?』と聞かれるが、あるに決まってる!」と素直な心情を吐露している。

 また鶴瓶さんからは、当初、古典落語を鶴瓶さんがやることに反対していた勘三郎さんが、鶴瓶さんの中に「古典」をやることに必要な「謙虚さ」を見いだし、逆に古典落語をやることを勧めるようになったというエピソードが語られ、鶴瓶さんは勘九郎さんのために、自分の母親との思い出をつづった創作落語をテレビで初公開している。

 すべての対談を終え、勘九郎さんは「こんな企画やったらダメだよ、会いたくなっちゃうじゃない、オヤジに」と語ったという。

 「テレビ未来遺産 中村勘九郎~親子の宿命~」は4日午後9時~10時54分に放送される。

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