野沢雅子:少年役定着に「本当は美女をやりたい」

「ドラゴンボールZ 復活の『F』」の舞台あいさつに登場した野沢雅子さん
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「ドラゴンボールZ 復活の『F』」の舞台あいさつに登場した野沢雅子さん

 声優の野沢雅子さんが9日、東京都内で行われた人気アニメ「ドラゴンボールZ」の劇場版最新作「ドラゴンボールZ 復活の『F』」(山室直儀監督)の「悟空の日」舞台あいさつに登場。主人公・孫悟空に加え、息子の悟飯と悟天の声優も務めてきた野沢さんは、以前は「声優って仕事が嫌いだった」と明かすと「洋画の吹き替えで少年をやって以来、ずっと少年の役。本当は美女をやりたいんです」と発言し、会場に集まったファンを驚かせた。

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 そんな野沢さんだが、現在は「声優をやっていて本当に良かった」と思っているといい、悟空や悟飯、悟天を演じられることについても「全て(原作者の)鳥山明先生が決めてくださった。本当にうれしい、最高です」と満面の笑み。また野沢さんは「鳥山先生はとても親しみやすくて、そしてシャイ」と知られざる原作者の素顔を明かし、ファンを喜ばせると「先生(鳥山さん)と話していると、いろいろなものが広がる。先生の頭をパカッって開いて、中身を見てみたいです」とおどけてみせた。

 この日は、悟空本人が花束を持って駆けつけるサプライズもあり、“ドラゴンボールの母”として59本のカーネーションを受け取った野沢さんは「泣きたくなちゃった」と感激し、「悟空は私にとって分身。今、生きる全て。これからもお互いに成長していけたら」と語った。

 「ドラゴンボール」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984~95年に連載された人気作。コミックスは24カ国で翻訳され、発行部数は世界で2億3000万部以上を誇っている。劇場版はこれまで18作が公開されており、19作目となる今回は、原作者の鳥山さんが初めて脚本を手がけたことや、孫悟空とかつて死闘を繰り広げたフリーザが登場することなどが話題になっている。4月18日の公開から19日目の今月6日に、興行収入31億円を突破し、前作「ドラゴンボールZ 神と神」の最終興行収入の約29億円を超えたことが明らかになっている。

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