BS11:94歳の報道写真家 戦後日本への思い ウィークリーニュースONZE

戦後の日本を見つめ続けた94歳の報道写真家・福島菊次郎さん(左)とアーサー・ビナードさん
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戦後の日本を見つめ続けた94歳の報道写真家・福島菊次郎さん(左)とアーサー・ビナードさん

 BS11の報道番組「ウィークリーニュースONZE」は10日、米国生まれの詩人アーサー・ビナードさんが、伝統や文化を守る日本人に会いに行くシリーズ「アーサー・ビナードの日本人探訪」で、1921年生まれの報道写真家・福島菊次郎さんを紹介する「『戦後』を見つめ続ける94歳の写真家」を放送する。

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 福島さんは、瀬戸内海に面した山口県下松市で少年時代を過ごし、1944年に出征したが、訓練中のけがで除隊。その間に所属部隊は沖縄に向かう途中で撃沈された。戦車への特攻要員として広島の部隊に再び招集され、宮崎での訓練中に原爆投下、終戦を迎えた。戦後、広島のある被爆者の生々しい姿を撮り、被爆の実相を訴えたことから、報道写真家の道を歩み始めた。

 番組では、高度経済成長の中で、権力に抵抗する人々の姿を撮り続けた福島さんの作品を振り返り、いまも現役の写真家として活動を続ける福島さんに、ビナードさんが戦後の日本への思いを聞いた。

 放送は10日午後6時から、キャスターは元村有希子・毎日新聞編集委員と田野辺実鈴さん。コメンテーターはジャーナリストの山路徹さん。

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