俳優で歌手の福山雅治さんが、昆虫を題材にしたドキュメンタリー映画「アリのままでいたい」の主題歌を担当することが12日、明らかになった。歌詞に昆虫が登場する福山さんの曲「蜜柑色の夏休み」(アルバム「f」収録)を収録し直した「蜜柑色の夏休み 2015」が使われ「歌は新たにレコーディングしました。楽器もダビングして、ミックスも新たに行いました。基本のアレンジは変えていないので、建築でいえば“リノベーション”という感じ」とコメントしている。
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同映画は、写真家の栗林慧さんが撮影監督を担当し、特殊カメラ「アリの目カメラ」を使用して、昆虫の“視線”で見た世界を伝える。日本に生息する50種類以上の昆虫が登場し、カマキリのハンティングやカブトムシ、クワガタムシ、スズメバチなどの生態などを紹介する。福山さんの起用は、福山さんと栗林さんが同郷の長崎県出身であることや、映画製作スタッフが熱望して実現したという。
福山さんは同曲について「歌の舞台は、僕が小学生だった頃の長崎。ある夏休みの一日、電車に乗って祖母の家に遊びにいく風景を歌った楽曲で、まさに『夏休みの日記』といった感じです」と話し、映画については「僕自身も子供の頃、地元の長崎でセミやクワガタやカブトムシなどをつかまえて遊んでいたことを思い出します。長崎の自然、そこで繰り広げられる生き物たちの生命の物語。自然の厳しさと美しさを、この映画で感じていただけたら」とメッセージを寄せている。映画は7月11日公開。
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