北川景子：女探偵シリーズ化に意欲　キムタク、櫻井翔見習い「続編任されたい」

　女優の北川景子さんがこのほど、7月スタートの連続ドラマ「探偵の探偵」（フジテレビ系）の撮影が行われている東京都内のスタジオで取材に応じた。これまで「HERO」や「謎解きはディナーのあとで」などシリーズ化、映画化された作品に出演してきた北川さんは「多くの人から期待されて望まれて続編が決まったときに、前作を超えないといけないというプレッシャーがあると思う。そのプレッシャーを木村（拓哉）さんや櫻井（翔）さんがどのように乗り越えてきたかをそばで見てきた」と話し、「私も（続編を）任せてもらえるような人間になりたい」と意気込んだ。

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　「探偵の探偵」は、松岡圭祐さんの同名小説シリーズ（講談社）が原作。容姿端麗、頭脳明晰で、記憶力が高い女性探偵・紗崎玲奈（ささき・れな）が、実妹の死にまつわる真実と過去に立ち向かう……というストーリー。

　北川さんは「デビューしてお芝居を始めてから今が一番楽しい」といい、「（過去には）自分とは共感できない役を演じたり、壁にぶつかったこともあったけれど、今はストレスを感じていない。役の解釈も悩まないし、モチベーションの高いチームで仕事をしているという実感がある」と充実した表情を浮かべた。主演という大役にも「自分が作品の頂点に立って引っ張っているという状態がうれしい。責任もあるけれど、責任を感じているのも楽しい。アクションも楽しめているし、肉体を改造しているので楽しみ」と語った。

　自身が演じる主人公・玲奈と共通している部分については「思考がシンプルなこと。悪いことは許さないし、普通ならあきらめそうなことも絶対にあきらめない」とキッパリ。「つらいこともあったし、自分の能力よりもすごい仕事が来たこともあったけれど、ピンチはチャンスだと思ってあきらめてこなかった。熱くなりすぎて違う方向に進んでしまったこともあるし、若気の至りでやりすぎたこともあるけれど、そのときに考えて行動したことは後悔していない。そのときの自分を信じて全力投球という部分は通じていますね」と自分と重ね合わせながら語った。

　役作りのため肉体改造中という北川さんは「プロテインを持ち歩いている自分にも酔っている」とちゃめっ気たっぷりに語り、「かっこいい女性ってモテないかもって心配する女性がいるかもしれないけれど、強い女性っていいじゃないかというのを女性の視聴者にもアピールできれば」と語った。ドラマは7月から毎週木曜午後10時放送。