シンガー・ソングライターの竹内まりやさんが、音楽文化の向上・普及のための活動に功労のあった人物や団体を表彰する「第6回岩谷時子賞」に選ばれ、東京都内で27日に行われた授賞式に出席。「ただただ感謝でいっぱいです」と喜びを語り、「まずは家族みんなに伝えまして、スタッフにも伝えましたらとても喜んでおりました。(夫で)私の音楽プロデューサーでもある山下達郎も大変喜んでおります」と明かした。
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また、竹内さんは「(岩谷)先生が書かれる歌詞は特別大げさな言葉があったり、奇をてらった表現があるわけではないのに人の心をつかんで放さない不思議な力がある。私もいつかそういった普遍的な曲が書けたらと思っています」とあいさつした。
「岩谷時子賞」は、作詞家の故・岩谷時子さんが日本の音楽や芸術の発展・振興に寄与することを目的に2009年に設立した岩谷時子音楽文化振興財団が、2010年に制定。6回目となる今回は竹内さんが受賞し、特別賞には編曲家・ジャズピアニストの前田憲男さん、奨励賞には俳優の城田優さんとチェリストの上野通明さん、奨学金制度「岩谷時子Foundation for Youth」には東京藝術大学大学院・音楽研究科のピアニスト・鐵百合奈さんが選ばれた。
授賞式には城田さんも登場。ステージで出演ミュージカルの歌を披露し、「岩谷さんは多くのビッグミュージカルのナンバーを手がけていらっしゃる。僕も時代がたっても色あせることのない作品、何世代にもわたって人に楽しんでもらえる、勇気や元気の源を分け与えられるような作品をいつか作りたい」と語っていた。授賞式にはプレゼンターとして女優の竹下景子さんも出席した。