井上真央:背筋“ゾクッ” 女の園には「静かな怖さがある」

大河ドラマ「花燃ゆ」の“奥御殿”編の会見に登場した井上真央さん
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大河ドラマ「花燃ゆ」の“奥御殿”編の会見に登場した井上真央さん

 女優の井上真央さんが11日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた大河ドラマ「花燃ゆ」の“奥御殿”編の会見に出席。奥御殿編は毛利家の“大奥”が舞台で、井上さんは「これまで『国を変えるぞ!』って叫んでいた男性に囲まれていたので、まったく違う世界に来たなと感じている」といい、女性ばかりの撮影ついては「笑いながら、厳しいことを言うような、静かな怖さがある。演じながら(背筋が)“ゾクッ”とするシーンがある」と印象を語った。

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  一方で、井上さんは「カメラが回っていない時のやりとりは穏やかです」とにっこり。さらに「皆さん、撮影は一日中、大変なので、マッサージしあったり、体にいいものを配りあったりしています」とも明かした。

 この日の会見は、奥御殿編のセットが組まれたスタジオで行われ、毛利敬親(北大路欣也さん)の正室で“大奥”の女帝・都美姫役の松坂慶子さん、長州藩の次期藩主・毛利元徳(三浦貴大さん)の正室で嫁姑問題に頭を悩ませる銀姫役の田中麗奈さんも登場。井上さんは松坂さんについて「スタートのかかった時、カットのかかった時の“ギャップ”に癒やされます」と話すと、田中さんについては「こんなにも私を褒めてくれる人はいないんじゃないかって思うくらい、いつも私を褒めてくれて、エールをもらっています」と笑顔を見せた。

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰(伊勢谷友介さん)の妹・文(井上さん)が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊王攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂(東出昌大さん)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(大沢たかおさん)と再婚した人物。ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えながら生きた文の生涯が描かれている。

 奥御殿編は、7月12放送の第28話から始まる毛利家の“大奥”の物語。文は久坂の死後、長州藩の奥に入り、美和と名を改めて、毛利元徳の子・元昭の守り役となると、意地悪な上司がいる中で、美和が斬新なアイデアで“大奥”を変えていく姿が描かれる。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送中。

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