俳優の江口洋介さん、本木雅弘さんが22日、東京都内で行われた映画「天空の蜂」(堤幸彦監督)の完成報告会見に、仲間由紀恵さん、綾野剛さんらとともに出席。本木さんと初共演の江口さんは「毎日現場に行くのが楽しみで、ブロックを積み重ねるような感じで、やらせていただいて、すごくいいパートナーでした」と笑顔で振り返った。
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一方の本木さんは「それぞれに大げさに言えば当たり役なんじゃないか。車の中でハンドルを取り合うシーンがあるんですが、40(代)後半になるとへとへとで(笑い)。そろそろもう2~3年でこういうお芝居はできないだろうなと実感しましたね」と苦笑交じりに振り返りつつ、「体をフルに使って江口さんとタッグを組めたという喜びはあります。疲れたけど充実感はあった」と明かした。
また、劇中ではそれぞれの父と子の物語も描かれており、本木さんは「現実でもやはりいい父親になるのは難しい。子供達にいい背中を見せたいとか、いい教訓を教えたいと思っても、なかなかできない」とコメント。さらに昨年の撮影中に大雨で自宅浸水の危機があった際、江口さんが撮影の合間に家族らに迅速に指示を出していたエピソードを紹介し、「そのおかげで、脚のきれいな奥様と子供達がきちんと共同して水をくみ上げて、一難を取り留めたのを、脇で眺めていたので、さすが元サーファーは頼りがいが違うなと思いましたね」と称賛して笑わせていた。
「天空の蜂」は、東野圭吾さんの同名小説が原作。最新鋭にして日本最大の超巨大ヘリ「ビッグB」を乗っ取り、原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の原発テロと、究極の危機に立ち向かう人々の8時間のドラマを描いている。「ビッグB」を開発した設計士・湯原を江口さん、原子力発電所の設計士・三島を本木さんが演じ、仲間さんは三島の恋人で事件解決の鍵を握る赤嶺役、綾野さんは「ビッグB」を奪う謎の男・雑賀役で出演している。映画は9月12日から全国ロードショー。
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