錦織圭選手:4年連続で突破 ウィンブルドン初戦を振り返る

ウィンブルドンテニスに登場する錦織圭選手 写真:アフロ
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ウィンブルドンテニスに登場する錦織圭選手 写真:アフロ

 テニスの4大大会(グランドスラム)の一つ、ウィンブルドンテニスが29日(日本時間)に開幕し、大会初日にイタリアのシモーネ・ボレリ選手にフルセットの末、4年連続で初戦を突破した錦織圭選手に初戦の感触や次戦の意気込みなどを聞いた。試合の模様はWOWOWで連日生中継されている。

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 --動いてみての感触、ショットのフィーリングなどはいかがでしたか?

 テニス自体はすごいってほどではなかったですけど、良かったは良かったですね。でも、選択ミスがあったり、相手がいいプレーをしたり、2セット目のタイブレークは取りたかったですし、そこを取っていればプレーに余裕ができたかもしれないです。ストロークもサーブも、ベストではないですけど良かったですし、相手もいいプレーヤーなので、タフな試合にはなると思っていましたけど、しっかり最後また集中力を上げて、勝てたのでよかったです。

 --戦い方としてはどうでしたか?

 先にブレークできたので、まあしっかりリターンに集中してやれていました。5セット目は一番サーブも良かったので、最後の数ゲームもフリーポイントで入れるポイントが多かったです。サーブはファーストサーブが入ってくると楽にキープできるので、よりリターンゲームに余裕が出てきたり、5セットはほぼ完璧にできたと思います。

 --競りながらも勝てるだろうという感じはあったのですか?

 まあ何となくはありますけど、やっぱりちょっとでも油断したり、相手がいいプレーすると負けちゃう相手だとは思っていたんで。ランキング的にはそこまで高くないですけど、芝の実力でいうとけっこう高い位置にいるっていう意識はあったので、油断はできないですし、1回戦にしては、より集中力が必要な相手だったとは思います。

 --1回戦を突破したことをどう捉えていますか?

 まずはホッとしていますね。さっきも言いましたけど1回戦の相手としてはタフなので。いいプレーも出て、プレー自体は、テニス自体は悪くないので、しっかり直すところを直していけば大丈夫だと思うので、もうちょっとこう、この大会での勝ちっていうのが自信につながっていくと思うので、少しずつ自信をつけていきたいです。

 --集中力がなかった時があったといっていましたが、それは大会前に練習ができなかったのでそうなったのか、流れの中でそうなったのかどちらですか?

 両方あると思いますけど、練習がそこまでできなかったのは事実なので、しょうがないところはあると思いますけど。でも自分自身こういう試合はいくつかあるので、自分の悪いところというか、直していかなければいけないところだと思っています。この集中力をしっかりと3セット保ってやるっていうのは。

 --最後試合が終わった時に天を見上げていたと思うんですけどその時何を思っていたのでしょうか?

 何を思ったんですかね? ホッとしたのが一番かなと思います。

 --今回の勝利で生涯獲得賞金が1000万ドルを超えた感想と、次の試合相手・コロンビアのサンティアゴ・ヒラルド選手への印象は?

 お金はあんまり、興味なくはないですけど(笑い)。それよりは何百勝の方がうれしいですね。ヒラルドは、練習も2日前にやったばかりですし、芝はそれほど得意とは思えないですけど、それでも勝ってきていますし、フラットで打ってくるのがうまいので、注意してやっていきたいと思います。

 --割と納得できるものとか得るものが多かった試合だなって思うところがあるのでしょうか?

 今日初めてスライドするのを結構コントロールしてできるようになったので、試合前にジョコビッチの試合を見ていて、クレーコートでやってるのかなって思うぐらいにスライドがうまくて、これ俺もできたらなって思っていたので。やってはいたけどコントロールしてできたのが初めてだったので。いつもはまあたまたま滑って、おーあぶねーって思っていたのが、今回は自由にスライドできるようになったので、そこがすごくうれしかったです。

 --日本のファンにメッセージを。

 そうですね、応援ありがとうございますって感じですかね。次も頑張ります。

 *……ウィンブルドンテニスの模様はWOWOWプライムとWOWOWライブで7月13日(7月5日は除く)まで連日生中継される。

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