ボーカル&ダンスグループ「EXILE」と「三代目 J Soul Brothers」(三代目JSB)のメンバーの岩田剛典さんが、有川浩さんの恋愛小説を映画化し、2016年に公開する「植物図鑑」(三木康一郎監督)で主演することが9日、明らかになった。岩田さんは今回が初主演で、女優の高畑充希さんとダブル主演する。高畑さんが映画で主演するのは今回が初めて。また2人が共演するのも初めて。
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映画は、累計販売部数80万部を超える有川さんの小説(幻冬舎文庫)が原作。マンションの前で倒れていた男・樹(いつき)と、その男を“拾った”女・河野さやかのラブストーリーが描かれる。さやかは、ある夜、マンション前で倒れていた樹から「お嬢さん、よかったら俺を“拾って”くれませんか」と言われ、家に泊めたことをきっかけに、2人の同居生活が始まる。樹は料理上手で草花に詳しく、徐々にさやかは樹にひかれていく……というストーリー。脚本は渡辺千穂さんが担当する。
岩田さんは「このようなすてきな作品で、初主演を務めさせていただけることを、この上なく光栄に思います」と喜び、役どころについて「純粋さとミステリアスなところを併せ持つキャラクターなので、原作に失礼の無いように丁寧に演じたい」と意気込んでいる。また高畑さんについて「(高畑さんが演じる)さやかのイメージそのままで、気さくで自然体な方なので、初日からリラックスして撮影に入ることができました」と話し、「現場はなごやかで明るい雰囲気で楽しく撮影が進んでいます」とコメントしている。
また高畑さんは「家の前にステキな男の子が落ちていたら……どうしよう、どうする?などと女性スタッフさんと妄想しながら、日々撮影に励んでいます。野草のように、あおくて爽やかでちょっぴり苦い、キラキラした恋愛映画になればと思います。この作品で、樹に“キュン死に”する女性が多発することをお約束します」とコメントしている。
原作の有川さんは「大きな事件が起きない“道草”の物語を、大きな映画にしていただけることになりました」といい「先日、撮影現場にお邪魔した際、作中にも登場するネジバナを見かけました。この作品によって、たくさんの方が“道草”の楽しさに出会ってくださったらうれしいです」とコメントしている。
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