古田敦也:キャッチャーフライ落として2時間正座 「それがあって今がある」

「熱闘甲子園」トークイベントに登場した(左から)山本雪乃アナウンサー、古田敦也さん、「トータルテンボス」の藤田憲右さん、かみじょうたけしさん=ABC提供
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「熱闘甲子園」トークイベントに登場した(左から)山本雪乃アナウンサー、古田敦也さん、「トータルテンボス」の藤田憲右さん、かみじょうたけしさん=ABC提供

 野球解説者の古田敦也さんがこのほど、六本木ヒルズアリーナ(東京都港区)で行われたキャスターを務める番組「熱闘甲子園」(ABC・テレビ朝日系)のトークイベントに登場。古田さんは来場した野球少年から「現役の時に一番つらかったのは何ですか?」と聞かれると、プロ入り2、3年目のオープン戦で、ベンチ前に上がったフライを落としてしまい、当時ヤクルトの監督を務めていた野村克也さんに「去年のお前やったらフェンスを怖がらずに捕っていた。今年は慢心しとる。キャッチャークビだ!」と激怒されたことを挙げ、「監督室で2時間正座させられた。あれが一番つらかった」と語った。

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 それでも古田さんは「それがあって今がある」と力を込め、「君たちも、もっと苦しいことをやろう!」と野球少年たちにメッセージを送った。また古田さんは「僕は兵庫県出身で(甲子園が)地元なんですけど、地元の県立高校で県大会も1回しか勝てず、近くて遠い甲子園と言われる県立高校の一つでした」と高校時代を振り返り、「だから試合に負けた方、甲子園に縁がなかったチームたちの思いも背負って、代表たちが戦っているというところも伝えられたらと思います」と番組キャスターとして意気込んでみせた。

 「熱闘甲子園」は毎年、夏に甲子園で開催される「全国高等学校野球選手権大会」の試合結果やベンチ裏での選手の表情、球児の甲子園への思いなどを紹介するダイジェスト番組で、決勝戦まで連日放送(平日午後11時10分、土・日午後11時15分~、一部変更あり)。

 イベントでは、お笑いコンビ「トータルテンボス」の藤田憲右さん、お笑いタレントのかみじょうたけしさんの“高校野球大好き芸人”が、高校野球にまつわるクイズを出題するコーナーも。「(タレントの)板東英二さんは夏の甲子園で大会通算83個の三振を奪っています。これは歴代1位ですが、2位の記録を持つのは誰でしょう?」などが来場者に出題されたほか、モノマネなども披露された。

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