コミケ88:最終日は過去最多タイの21万人 3日間で55万人来場

日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット88」最終日で、来場者が殺到した東館の様子
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日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット88」最終日で、来場者が殺到した東館の様子

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)88」が16日に最終日を迎え、過去最多タイとなる約21万人が来場して閉幕。来場者数は3日間で約55万人に達し、昨年夏の「コミケ86」と同程度だった。

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 最終日の16日は、自主制作したソフトなどを扱う「創作系」の約1万1500サークルが参加した。一般ブースが並ぶ東館は、午前10時の開場直後から購入希望の同人誌のリストを手にした人が走り回り、スタッフから「走らないで」と注意される場面もあった。気象庁の発表では、同日の東京都内の気温は32度になり、さらに湿度も高いことから、館内を歩いても汗がまとわりついた。午後に入ると、疲れて座り込む人の姿が目立った。企業ブースの人気商品は売り切れとなり、前日に比べて落ち着いた人の流れになった。

  コミケはマンガや小説、ゲームソフト、批評などさまざまなジャンルの創作物を扱った同人誌の即売会で、1975年から始まった。現在は夏と冬の年2回ペースで開催されており、3日間で50万人以上が訪れる国内最大級のイベントとして知られる。今回は、例年と同規模の約3万5000サークルが出展し、初日の14日は約18万人、15日は約16万人が来場していた。次回は12月29~31日、東京ビッグサイトで開催される予定。

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