國村隼:吉田鋼太郎の迫真の演技に立腹 「本当に憎たらしくて……」

「『経世済民の男』 鬼と呼ばれた男~松永安左ェ門~」の会見に登場した(左から)萩原聖人さん、吉田鋼太郎さん、國村隼さん
1 / 15
「『経世済民の男』 鬼と呼ばれた男~松永安左ェ門~」の会見に登場した(左から)萩原聖人さん、吉田鋼太郎さん、國村隼さん

 俳優の吉田鋼太郎さん、國村隼さんが19日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたドラマ「『経世済民の男』 鬼と呼ばれた男~松永安左ェ門~」の完成試写会に出席。“電力の鬼”と呼ばれた吉田さん演じる財界人・松永安左ェ門と対立する役どころの國村さんは「吉田さんのじじいが現場で本当に憎たらしくて。眉毛がどうのこうのではなく本当に憎たらしくて、本当に腹が立ちました! たぶんご本人はあんなくそじじいじゃなかったと思うんですが、吉田さんには本当に腹立ちましたけどね(笑い)」と語って笑わせた。

あなたにオススメ

 ドラマは、日本を代表する経済人をテーマとしたドラマ「経世済民(けいせいさいみん)の男」シリーズの作品。戦前に民営の電力会社を率いた“電力王”で、戦後は日本の将来を見据え、安定した電力確保のため“鬼のような執念”で国家管理となっていた電気事業の再編成に取り組んだ松永安左ェ門の姿を描く。國村さんは松永と対立する日本製鉄社長・三鬼隆を演じている。

 特殊メークで1時間半かけて松永の白髪の長い眉毛を再現したという吉田さんは「ひょっとしたら眉毛すごかったねと言われて終わってしまうんじゃないかと思ったんですが(笑い)。“眉毛芝居”にならなくて良かった」と笑わせつつ、作品については「本当に感動した。昨今のテレビドラマの中では抜きん出た作品になったんじゃないかと思う」と胸を張った。

 会見には松永の秘書・中村博吉役の萩原聖人さんも出席。「面白かった。すごいなと思った。僕は今年44歳なんですが(キャストの中では)最年少だった。出演者の年齢は相当高いが、画面から出るエネルギーは若さとは関係ないなと思うくらいの作品になったと思う」と自信を見せた。ドラマはNHK総合で9月19日午後9時から放送予定。

写真を見る全 15 枚

テレビ 最新記事