柳楽優弥:時代劇初挑戦作「合葬」のヒットを祈願 「いろいろなチャレンジできた」

映画「合葬」のヒット祈願イベントに登場した(左から)小林達夫監督、門脇麦さん、柳楽優弥さん、瀬戸康史さん、岡山天音さん
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映画「合葬」のヒット祈願イベントに登場した(左から)小林達夫監督、門脇麦さん、柳楽優弥さん、瀬戸康史さん、岡山天音さん

 俳優の柳楽優弥さんが15日、東京・上野の寛永寺で主演映画「合葬」(小林達夫監督、26日公開)のヒット祈願イベントを行った。時代劇初挑戦の柳楽さんは「いろいろなチャレンジができた作品」といい、幕末に江戸警護のために結成された彰義隊(しょうぎたい)の青年たちの姿を描いた同作で、彰義隊ゆかりの同寺でヒット祈願を行ったことについて「(撮影前の1年前に)演じさせていただきますとお邪魔させていただきました。1年ぶりに訪れて、撮影後なので気持ちが違います」と話し、「ありがとうございましたと言いたい」と話した。

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 柳楽さんとダブル主演を務める瀬戸康史さんもイベントに出席し、「ここに立っていると、当時の彰義隊の人たちの声が聞こえてきそうです」と話し、「僕が演じる柾之助は迷い続ける役で、今を生きる僕たちに近い役」「今の若者たちへのメッセージが込められている作品」と語った。

 また、同作が出品された「第39回モントリオール世界映画祭」に着物姿で出席し、フランス語でスピーチをした瀬戸さんは「見終わってロビーに出たら、いろいろな人に声をかけられて、『よかった』と直接お客さんの声が聞けてうれしかったです」と振り返った。ヒット祈願には、岡山天音さん、門脇麦さん、小林監督も出席した。

 「合葬」は、1982~83年にマンガ誌「ガロ」に連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦日向子さんのマンガが原作。幕末、将軍の警護のため結成された彰義隊を舞台に、時代に翻弄(ほんろう)される若者たちの青春を描いている。

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