川島なお美さん葬儀:「大好きだったよ」 倍賞千恵子、林真理子らが最後の別れ

ワインのグラスやボトルに囲まれ川島なお美さんの遺影が飾られた祭壇
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ワインのグラスやボトルに囲まれ川島なお美さんの遺影が飾られた祭壇

 胆管がんのため9月24日に死去した女優の川島なお美(本名・鎧塚なお美)さん(享年54)の告別式が2日、東京・青山葬儀所で営まれた。多くの著名人やファンが詰めかける中、川島さんの友人で作家の林真理子さん、川島さんが女優として憧れ、家族ぐるみで親交があった女優の倍賞千恵子さんが弔辞に立ち、天国へ旅立つ川島さんに最後の別れを告げた。

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 青いドレス姿でほほえむ川島さんの遺影を前に立った林さんは「なお美さん、ありがとう。そして、さようなら。あなたは本当に美しくて素晴らしい人でした」と涙声で語った。倍賞さんは「なお美ちゃん、あなた本当にいなくなっちゃうのね。あなたは本当にいつもきらきらしていて、一生懸命精いっぱい生きていました。そして限られた命を使い切ったのね。いつも心を込めてやっていたあなたが、私大好きだったよ。最後まで自分の意志を貫き、最善の道を自分で選んで生き抜いた川島なお美に、尊敬と感謝と限りない愛を込めて。ありがとうございました」と別れを惜しんだ。

 多くの花で彩られた白を基調にした祭壇には、川島さんの“お宝”のヴィンテージワインやボトル、グラス、愛犬を模した人形などが飾られた。遺影は青いドレス姿の川島さんが自然にほほ笑む写真。戒名は「秋想院彩優美俊大姉」で、夫でパティシエの鎧塚俊彦さんと川島さんの名前から一文字ずつ漢字がとられた。

 川島さんは1960年11月10日生まれ。名古屋市出身。青山学院大在学中にデビューした。現役女子大生タレントとしてバラエティー番組「お笑いマンガ道場」にレギュラー出演。代表作はドラマ「失楽園」(97年)など。ドラマや映画、舞台などで活躍し、大のワイン通としても知られる。鎧塚さんとは2009年2月に結婚。昨年1月に胆管がんの手術を受け復帰、イベントや舞台などにも出演した。今年9月に体調不良のため舞台を降板し、治療に専念したばかりだった。

 ◇主な参列者(敬称略)

倍賞千恵子▽林真理子▽別所哲也▽秋野暢子▽秋元康▽デヴィ夫人▽三波豊和▽中島美嘉▽湯川れい子▽吉田照美▽彦麻呂▽ウド鈴木▽松本明子▽小倉久寛▽錦野旦▽西川史子▽黒岩祐治▽鳩山邦夫

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