俳優の内野聖陽さんが3日、東京都内で行われた主演映画「罪の余白」(大塚祐吉監督)の初日舞台あいさつに登場した。内野さんは「中年のおっさんが16歳の少女と対決する話と聞いて面白そうだと軽い気持ちで出演したけれど、こんなにシリアスな話になるとは」と苦笑。劇中では、吉本実憂さん演じるずる賢く残忍で悪魔のようなモンスター女子高生・咲に追い詰められる役どころだが、実際はどちらのタイプかと聞かれると「いじめる方が好きかなという感じなんですが、どこかいじめられたがっているM的なSですね。役者としてはMでいたい。(監督に)『もっと言ってください!』という感じ」と熱弁して、会場の笑いを誘った。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
映画は、野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央(あしざわ・よう)さんのサスペンス小説を映画化。高校のベランダから転落した一人娘・加奈の死を受け止められない父親で行動心理学者の安藤(内野さん)が、娘の死の謎を巡って真相を追い始める。そんなときに現れた加奈のクラスメート・咲(吉本さん)は、加奈の死に涙するが、彼女は教師、生徒、警察の心を操り、スクールカースト頂点に君臨するずる賢く残忍な悪魔のような少女だった……という物語。
舞台あいさつには、内野さん、大塚監督のほか、吉本さん、谷村美月さん、葵わかなさん、主題歌を担当した金魚わかなさんが出席した。撮影前のカメラリハーサルでは、大塚監督の指導のもと、人が傷つくせりふを言い合う「傷つけエクササイズ」を行ったといい、大塚監督は「(内野さんに)何でそんなに芝居がでかいんですか?」「(吉本さんらに)芝居が下手になる専門学校でも行ったの?」と厳しいせりふをぶつけたという。吉本さんは「最初は自分の感情が入りすぎてモヤモヤしました」というが、「『あ、こう言ったらすごく傷つくんだ』と楽しくなってきました」と告白。自身は追い詰めるタイプかと聞かれると「ご想像にお任せします」と笑顔でかわしたが、内野さんからは「絶対にSですよ! いじめることで快感を覚えてるんですから!」と指摘されて困り顔を見せていた。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…
アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーの松村沙友理さんが、6月9日発売のムック本「じゃらん酒旅BOOK 2022 保存版」(リクルート)の表紙に登場する。
アイドルグループ「乃木坂46」のデビュー10周年記念公式ムック「N46MODE(エヌヨンロクモード) vol.2」(光文社、5月10日発売)の裏表紙が5月5日、公開された。