アメトーーク!
レギュラー番組なし芸人
3月12日(木)放送分
ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組について、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は女優の天海祐希さん演じる人間嫌いの主人公が、ゲイであることを明かした元カレと“偽装夫婦”を演じるドラマ「偽装の夫婦」(日本テレビ系)だ。
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「女王の教室」で冷徹な女教師を演じた天海さんが、同じく遊川和彦さんが脚本を務める今回のドラマで演じるのは、本気を出すといつも人を傷つけてしまうという暗い過去を持ったせいで人嫌いになってしまった図書館司書の嘉門ヒロ。柔和な笑顔を見せながら、心の中では子供から大人まで相手を問わず悪態をつき続けているという“濃い”キャラクターだ。
そんな天海さん演じる主人公と偽装結婚するのが、沢村一樹さん演じる陽村超治。大学時代にヒロと付き合うものの、一夜をともにしたことで自分がゲイであることを悟るのだが、25年ぶりにヒロと再会したことで、余命わずかな母のために偽装結婚を決意するという、これまた“濃い”キャラクターだ。この2人を軸にさまざまな出来事が巻き起こる。
「家政婦のミタ」「女王の教室」といった作品を手がけてきた脚本の遊川さんは、これまでもこうした濃いキャラクターで、世間にメッセージを投げかけてきた。
そうした遊川脚本を縦軸とすると、天海さんをはじめとしたキャスト陣の名演技が横軸として、実際ありえないような“濃い”キャラクターに血を通わせている。実際1話を見てみると、天海さん演じるヒロの完璧な作り笑顔と、沢村さん演じる超治の傍若無人なゲイっぷりはかなりはまっている。中でも鉄面皮のヒロがこぼれそうな心の声を抑えるさまは、1話にもかかわらずぐっと来るものがあった。
「ヒロと超治の2人を軸に」と書いたものの、1話のラストにはちょっと意外な展開をにおわせる演出もある。いつもほろ苦い展開で視聴者の意表をつく遊川脚本だけに今後の展開にも目が離せない。
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