三浦友和:映画「葛城事件」に主演 無差別殺人犯の父に

映画「葛城事件」に主演する三浦友和さん(C)2016「葛城事件」製作委員会
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映画「葛城事件」に主演する三浦友和さん(C)2016「葛城事件」製作委員会

 俳優の三浦友和さんが、無差別殺人事件を起こした青年の父親役で主演する映画「葛城事件」が2016年に公開されることが11日、明らかになった。撮影を終えた三浦さんは「演じてみてすごく難しかった」といい、自身も2人の子供を持つ立場から「親ってどうやって子供に対して愛情を注いだら正解なのかは、永遠のテーマでしょうね」とコメントしている。

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 「葛城事件」は、13年に劇団「THE SHAMPOO HAT」で公演された同名舞台を映画化。がむしゃらに働いてマイホームを持ち、理想の家族を作ったと思っていた葛城清(三浦さん)だったが、21歳になった次男・稔が無差別に8人を殺傷、死刑囚となる。清、妻の伸子、長男の保……稔の事件により、歯車が狂っていく家族の姿を描く。「THE SHAMPOO HAT」の全作品の演出、出演を担当してきた赤堀雅秋監督がメガホンをとり、脚本も手がける。

 「清役は三浦さん以外に考えられない」と三浦さんに熱烈オファーした赤堀監督は、「これは三浦友和さんの代表作になる」と早くも手応え。三浦さん自身、当初は「撮影期間も短く、時間のない中で演じていくには相当キツイ仕事になるのではないかと少し躊躇(ちゅうちょ)した」というが、「これをやらないと後悔することになる」という思いで引き受けたという。

 三浦さんのほか、無差別殺人事件を起こした稔役で若葉竜也さん、妻の伸子役で南果歩さん、長男の保役で新井浩文さんが出演する。

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