ここさけ:興収が10億円突破 「あの花」を12日上回る

「心が叫びたがってるんだ。」のビジュアル(C)KOKOSAKE PROJECT
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「心が叫びたがってるんだ。」のビジュアル(C)KOKOSAKE PROJECT

 人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)のスタッフが手がけたことで話題の劇場版アニメ「心が叫びたがってるんだ。」(略称・ここさけ、長井龍雪監督)の累計興行収入が1日に10億円を突破したことが2日、分かった。最終興行収入が約10億4000万円だった「劇場版 あの花」の記録より12日早い10億円突破で、「あの花」超えが目前となっている。

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 9月19日の公開から11月1日までの累計興行収入は約10億1500万円、動員数は約74万4900人。原作のないオリジナル劇場版アニメ作品で10億円を突破したのはスタジオジブリ作品、大友克洋作品、細田守作品に次いで史上4番目になるという。1日に東京都内で行われた舞台あいさつで長井監督は「自分の人生でくす玉を割る日が来るとは思いませんでした……! 貴重な経験をありがとうございます。そうそうたる監督のお名前に並べるのは、ご覧いただいた皆さまのおかげです」と喜びをコメント。ヒロイン役を務めた水瀬いのりさんも「本当にヒットしたって胸を張って言えるのがうれしいですし、そうした作品の役者として今ここに立っていることが本当にうれしいです」とコメントした。

 「ここさけ」は、「あの花」と同じく埼玉・秩父が舞台で、トラウマを抱え、目立たないように生きてきた成瀬順が、高校の地域ふれあい交流会の実行委員に任命され、仲間と出会うことで変わっていく……というストーリー。「あの花」を手がけた長井監督、脚本の岡田麿里さん、キャラクターデザインの田中将賀さんが再集結したことも話題になっていた。  

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