人気グループ「SMAP」が10日、日本財団ビル(東京都港区)で行われた日本財団パラリンピックサポートセンターのパラリンピック競技団体共同オフィスオープン発表会に出席。2020年の東京パラリンピックに向け、SMAPが同センターを応援することが決まり、中居正広さんは「サポートといっても選手の方がメイン。僕たちは、とにかくどんな形で支えることができるのか、どんなパフォーマンスができるのかを、これから皆さんとともに話しながら準備して、サポートさせていただきたい」と意気込んだ。
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また、「元々SMAPは"Sports Music Assemble People”、スポーツと音楽を融合したグループという(意味で)、スポーツに関しても関心は高い」と語った中居さんは、「これからはこの(SMAPの)"P”の部分をパラリンピックの“P”に……」とアピールすると、会場から拍手が起こり、中居さんは「こんな感じになると思っていたんですが」と苦笑しつつ、「押しづけがましいと思いますが、いろいろな解釈をしてもらえたら」と語っていた。
日本財団パラリンピックサポートセンターは、2020年東京パラリンピック大会の成功とパラスポーツの振興を目的に、15年5月に日本財団の支援により設立。同ビル4階に新たに設けられた競技団体の共同オフィスには、現時点でパラリンピック競技25団体が入居予定という。オフィスは選手と心をひとつに緊張感と誇りを持って働ける環境作りを意識し、「スタジアム」をモチーフにした空間デザインを採用。障害者にも利用しやすいようにバリアフリーへの配慮も徹底している。オフィス内には、香取慎吾さんが描いた壁画も飾られている。
香取さんの壁画はオフィスのテーマである「i enjoy」をテーマに、オフィスのエントランス部分の12平方メートルの壁に描かれた。カラフルで特徴的なタッチの作品で、制作に10日をかけたという。香取さんは、今回の壁画制作について、「パラリンピックへの思いを込めて、とてもエンジョイした時間を過ごすことができた」と笑顔で振り返っていた。
発表会には、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長を務める森喜朗元首相や、舛添要一東京都知事、日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長、鈴木大地スポーツ庁長官、車いすテニスの国枝慎吾選手らも出席。東京パラリンピック開催に向けたカウントダウンウオッチの点灯も行われた。