注目映画紹介:「劇場版『媚空−ビクウ−』」 秋元才加の肉体美アクションは必見

映画「劇場版『媚空−ビクウ−』」のワンシーン (C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社
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映画「劇場版『媚空−ビクウ−』」のワンシーン (C)2015「媚空」雨宮慶太/東北新社

 元AKB48で女優の秋元才加さんの主演映画「劇場版『媚空-ビクウ-』」(雨宮慶太総監督、大橋明監督)が14日に公開される。特撮ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズの10周年記念作で、2014年に放送されたテレビシリーズ「牙狼<GARO>-魔戒ノ花-」に登場した孤高の女魔戒法師・媚空を主人公とした物語が描かれる。テレビ版に引き続き媚空を秋元さんが演じるほか、須賀健太さん、朝倉えりかさん、伊藤かずえさん、佐野史郎さん、ミッキー・カーチスさんらが出演し、「牙狼<GARO>」らしい独特の世界観を作り上げている。

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 闇斬師(やみぎりし)として、闇におちた魔戒騎士や魔戒法師を討伐する媚空(秋元さん)の前に、代知(須賀さん)と名乗る青年が現れ、魔戒法師・ウサミが闇に堕ちていないか確かめろという元老院からの指令を伝える。入心の術を使いウサミの精神世界に突入した媚空は、予想とは異なる状況が発生し、異常を感じたため、真相を確かめるべく師匠である白海法師(ミッキーさん)を訪ねるが……というストーリー。

 シリーズを重ねるごとにダークな世界観やスタイリッシュな映像に磨きがかかっていく「牙狼」だが、今回の最大の見どころは、なんといっても秋元さんの長身で身体能力を生かしたアクションシーンだろう。バトルシーンでは、秋元さんの鍛え上げられた肉体美に射抜くような強さを秘めた目力も加わり、ダイナミックで迫力満点のアクションに目を奪われる。独特なビジュアル面をはじめ「牙狼」らしさが存分に詰め込まれているほか、推理や謎解きといった要素も交え、ミステリアスな展開という新たな風も吹き込まれている。シリーズファンだけではなく、今作から「牙狼」に触れる人でも純粋に楽しむことができる。秋元さん自ら主題歌の「繊月~光と闇の傍で~」を歌っている。新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

 <プロフィル>

 えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。

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