瀬戸朝香:美しさの秘訣は「子育て」? パワフルママの日常

美しさの秘訣について語った瀬戸朝香さん
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美しさの秘訣について語った瀬戸朝香さん

 女優の瀬戸朝香さんが日本語吹き替え声優を務めた劇場版アニメ「リトルプリンス 星の王子さまと私」(マーク・オズボーン監督)が公開中だ。今作で、瀬戸さんが演じたのは、主人公である9歳の少女の母親という役どころ。実生活でも母親である瀬戸さんに、「一日の中でも、いろいろなことがあります」と語る2人の幼い子供たちとの日常や、変わらぬ美しさの秘訣(ひけつ)を聞いた。

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  ◇息子は「作品作り」にハマり中

 瀬戸さんは、現在、5歳の息子と2歳の娘を持つ2児の母。日常生活について「ある程度、自分の時間もあるんですが、その間にしていることはもっぱら家事。家の掃除ですね。もうメチャクチャなんです。子供たちが出しっぱなし、やりっぱなしで」と苦笑する。

 「息子が今、作品作りにハマっているんです。お絵描きや折り紙、それから段ボールやトイレットペーパーなどの廃材を使ってオモチャを作っては幼稚園に持っていって、発表してくるんです。基本、オモチャは『ほしいなら、自分で作りなさい』という方針。私も一緒に手伝うんですが、つい最近も段ボールで剣を作りましたね。キラキラの折り紙を張って。お絵描きも、朝、幼稚園に行くギリギリまでずっとやって、散らかしたままなんです。娘も一緒になって散らかすので、2人を送って、それを片付けて……くったくたになります」と慌ただしい日常を明かす。

 ◇自分ケアは「肌のお手入れくらい」

 子供の健康を第一に考えて、食育に励んでいるという瀬戸さんだが、自分自身は「全然食べている時間がないですね」と笑う。「下の子はこぼしたりしながらメチャメチャに食べてますし、食べさせるのに精いっぱい。子供たちが寝た後に、2人が残したものを食べて。でも、自分の母親もそうだったなって。小さいころに一緒にゆっくり食べているところって見たことなかったなって。そういうもんですよね……」とうなずきながら語る。

 毎日、午前5時半起き。自分のことは二の次で、子供のためにフル回転の一日を送り、「夜には疲れ果てています」と苦笑する瀬戸さんだが、なめらかでハリのある肌に、ハツラツとした笑顔、スレンダーボディーも相変わらず健在だ。その美しさの秘訣を聞くと、「うーん……子育てですかね(笑い)」と語る。

 「子育ては体力勝負。子供がいないときに比べてアクティブに動いているし、力持ちにもなりました。子供と一緒に生活していると、規則正しくなるし、自然と健康的な体作りができているんじゃないかなって」と笑顔。「子供を寝かしつけたあと、やっと自分の時間がとれるんですが、自分のためにしていることって寝る前の肌のお手入れくらいですかね。できるときは、念入りにマッサージしながらスキンケアをしたり、パックをしたり。1週間に1回できたらいい方ですけど(笑い)」と忙しい合間を縫っての美容法を語った。

 ◇兄妹の仲むつまじい姿 「幸せな瞬間」

 幼い子供たちと過ごす日常を、「一日の中でも、いろいろなことがあります。いい瞬間も悲しい瞬間も。本当に子供と接していると、たくさんの瞬間に出会います」と改めて振り返る瀬戸さん。「とくに兄妹が仲よくしている姿を見るのはうれしいですね。お兄ちゃんが下の子の面倒をみてくれたり、二人が笑い合って楽しんでいたり、手をつないでいたり……そういう場面を見るのが本当に幸せな瞬間です」と充実した表情。

 また、自身が親になったことで「大きく成長させられた」といい、「それまでは、考え方もそんなにしっかりしてなかったのに、子供の見本だから親としてきちんとしないといけなくもなりますし。『これはいいか』と思っていたことが、子供が見ていると思うと、シャンとはなりますよね」と変化を語る。

 今作では、「星の王子さま」の原作にある普遍的で大切なメッセージが、元飛行士のおじいさんから女の子へと伝えられていく。育児と並行して仕事もこなす、多忙な日々を生きる瀬戸さんだが、「子供の成長はあっという間。だからこそ、今しかできない、今だからできることを、子供に伝えていかないとなって思っています」とかみ締めるように語った。

 <プロフィル>

 せと・あさか。1976年12月12日生まれ、愛知県出身。92年に映画「湾岸バッド・ボーイ・ブルー」で女優デビュー。その後、CMやドラマで注目を集め、連続ドラマ「Missダイヤモンド」(テレビ朝日系)で主演。代表作に、「Age,35 恋しくて」(フジテレビ系)、「晴れ着、ここ一番」(NHK)、「離婚弁護士2 ~ハンサムウーマン~」(フジテレビ系)、「となりの芝生」(TBS系)などがある。現在、多数のCMキャラクターも務めている。

 ◇「リトルプリンス 星の王子さまと私」……仏作家のアントワーヌ・ド・サン・テグジュペリの代表作「星の王子さま」の“その後”を描いた物語。進学校に進むため、母親の勧めで学区内に引っ越してきた主人公の女の子は、隣に住んでいる奇妙な元飛行士のおじいさんと仲よくなったことで、彼が語る「星の王子さま」の話に興味を持つ。やがて元飛行士は病に倒れてしまうが、女の子は王子さまを探しに、飛行機に乗って夜空へと旅立つ……というストーリー。日本語吹き替え版では、女の子役を人気子役の鈴木梨央さん、元飛行士役を俳優の津川雅彦さんが演じている。

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