歌手のCharaさんとプロデューサーの小林武史さんを中心にしたバンド「YEN TOWN BAND」がシングル「アイノネ」(ユニバーサル ミュージック)を2日に発売した。
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YEN TOWN BANDは、Charaさんが主演を務め岩井俊二さんが監督した1996年の映画「スワロウテイル」の劇中に登場する架空のバンドとして誕生。同年に発売されたアルバム「MONTAGE」は、ヒットチャートの1位を獲得する大ヒットとなったものの、その後、2003年にライブイベントに出演した以外、バンドとしての活動はなかった。今年になって、越後妻有(新潟県十日町市)で3年に一度開催されるアートイベント「大地の芸術祭」からのライブのオファーをきっかけにバンドが復活。秋には初のライブツアーを行った。
「アイノネ」は、実に19年ぶりの新曲で、小林さんが作詞・作曲を担当。彼らのかつてのヒット曲に通じる、アーシーなミディアムテンポのロックに仕上がっている。「ACIDMAN」の大木伸夫さん、「クリープハイプ」の尾崎世界観さん、Salyuさん、「back number」の清水依与吏さん、miwaさんといった豪華な顔ぶれがコーラスで参加。シリアの難民キャンプの写真を使用したジャケットのアートワークは、「スワロウテイル」を監督した岩井俊二さんが手がけた。
シングル「アイノネ」は全4曲入り。今年9月12日に開催された「大地の芸術祭」でのライブから3曲を収めたボーナスCDが付く初回限定盤は1620円。通常盤は1080円。