名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
放送20周年を迎える人気アニメ「名探偵コナン」の新年スペシャル番組でゲスト声優を務める歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが、東京都内のスタジオでアフレコに初挑戦したことが10日、明らかになった。本人役で出演する海老蔵さんは「今までアフレコというものをやったことがなかったし、前日は不安しかなかったですね」と心境を吐露。収録は「すごく勉強になった」といい、「声優さんたちの日ごろの苦しみというか、戦いという部分が何となく感じられて、我々とは違う世界があるんだと強く感じました」と初アフレコの感想を語った。
スペシャルアニメ「コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー」は、江戸川コナンと毛利小五郎がミステリー好きの歌舞伎俳優「市川海老蔵」と知り合い、海老蔵が舞台「七つ面」で使う「二表の面」が盗まれる事件が発生。同時に「七つ面」の関係者が次々に事件に巻き込まれていく……というストーリー。
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海老蔵さんは、オファーを受けた当時の心境について「最初は正直戸惑いました」と明かし、その理由を「『名探偵コナン』も開始直後から見ていました。好きだからこそ、ファンの方々が作品に対してどれだけ強いイメージを持っているかも分かるので、マンガやアニメの仕事ほど怖いものはないなって思っていて、そこは一線を引きたいと自分の中のルールがあったんです」と告白。ただ、「今回は本人役で、歌舞伎十八番の『七つ面』が題材と聞いた時に、これは引き受けざるを得ないなという気持ちになりました」とオファーを承諾した背景も明かし、「作品を通して、小さいお子さんや多くの方に『七つ面』を知ってもらえるのは素直にうれしいですね」と喜びを語った。
さらに海老蔵さんは、「コナンの魅力は、“紋切り型”なところにあるといえるかもしれません」と同作の魅力についても分析。歌舞伎にも似たような部分があるといい、「1話が楽しくてもその後に続いていく力は、決まりごとがしっかりあるのが大事なんです。長く残っていく作品は、現代のマンガやアニメにしても、こういう“紋切り型”というのが大事なんだと痛感しました」と語った。
番組は2016年1月9日午後5時半から前編、1月16日午後5時半から後編が読売テレビ・日本テレビ系で放送される。
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