1980年代に一世を風靡(ふうび)したロックバンド「レベッカ」が11月29日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で20年ぶりの再結成ライブ「Yesterday,Today,Maybe Tomorrow」を開催した。8月12、13日に横浜アリーナ(横浜市港北区)で行った同タイトルのライブの追加公演にあたり、会場には1万8000人のファンが詰めかけた。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
この日のステージでは「MOON」「フレンズ」「MONOTONE BOY」「Raspberry Dream」のほか、「Hot Spice」などのメドレーを含む全18曲を披露。ボーカルのNOKKOさんは、宙を舞うフライングや女性ダンサーを従えた華麗なダンスで観客を魅了した。NOKKOさんのデビュー当時から変わらぬキュートな歌声や卓越したバンド演奏に熱い歓声と手拍子が湧き起こった。
また、MCでNOKKOさんは「今年は30年前の音楽人生からは想像もできないようなことがたくさん起こりました。今夜、こうして皆さんと一緒に過ごせること、夢のようです」と感慨深げに語り、「たくさんの皆さんと青春を共に過ごしたんだと思うんですけど、今日、来られなかった皆さんにも届くといいなと思って」とアンコールのラストに「Maybe Tomorrow」を熱唱。2時間のライブを締めくくった。
レベッカは1984年にデビューし、91年に解散。今年、95年の阪神淡路大震災・復興支援ライブ以来、20年ぶりに再結成を果たし、31日の大みそかには「第66回NHK紅白歌合戦」に初出場することが決定した。
(取材・文:水白京)