コミケ89:初日来場者数は15万人 昨年冬コミ下回る

「コミックマーケット89」に登場した「おそ松さん」のコスプレーヤー
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「コミックマーケット89」に登場した「おそ松さん」のコスプレーヤー

 日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)89」が29日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まった。初日の来場者数は約15万人で、冬コミ最高を更新した昨年冬の「87」初日の約18万人を3万人下回った。

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 初日は、「テニスの王子様」や「銀魂」などのマンガ、「タイガー&バニー」や「ガンダム」などのアニメを扱うサークルが出展したほか、企業ブースには、初参加となる「丸井グループ」や昨年冬に続き2回目の出展となるNHKなど130の企業・団体が出展。コスプレエリアでは「ラブライブ!」や「おそ松さん」などの人気アニメのコスプレーヤーたちが寒さに耐えながら自慢のコスプレを披露していた。また、今年は警察からの「非常に強い警備強化要請」を受けて、人気マンガ「黒子のバスケ」の関連団体に脅迫状が送られた2012年冬の「コミケ83」以来、3年ぶりに手荷物検査が実施された。

 コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されており、2014年冬は期間中に約56万人、2015年夏は約55万人を集めている。ブースには、同人誌を販売する一般ブースと商業作品を扱う企業ブースがあり、企業ブースは95年夏から導入され、96年冬から本格的にスタートした。企業ブースは出版社やアニメ会社、ゲームメーカーの出展が大半だったが、近年はホンダやグーグル、マイクロソフトなどさまざまな“無縁企業”が出展している。 

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