丸井:コミケ89に初出展 “おそ松さん”グッズに長い列 “おそ松門松”は早々に完売

コミケ89に初出展した丸井グループのブースに展示されたおそ松さんの正月イラスト
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コミケ89に初出展した丸井グループのブースに展示されたおそ松さんの正月イラスト

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)89」の企業ブースに、丸井グループが初出展している。ブースでは、「おそ松さん」の缶バッジなどのアニメグッズを販売。若い女性客を中心に行列ができるなど好評で、同社担当者は「想定以上」と手応えを語っている。
 
 同社では10月に「アニメ事業部開設準備室」を設置し、アニメイベントの企画などを展開。渋谷マルイや新宿マルイアネックスを中心に店舗でアニメイベントを実施しているが、同社担当者によると「ファッションのマルイというイメージが強く、アニメの丸井というのは大多数の方にピンときていただけない」という。そうした背景から、コミケに出展して“アニメのマルイ”の「認知向上につなげたい」と考え、今回出展を決めた。

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 ブースでは、現在アニメが放送されている「おそ松さん」のフェルトバッジ3種、缶バッジ3種などが付く「おそ松さんミニ門松」のA、Bセット(ともに5000円)や、「コードギアス」シリーズなどのグッズを販売している。中でも「おそ松さんミニ門松」が好評で、A、Bセットともに開始から1時間半で完売。7~8割が女性客という。同社担当者は「シミュレーションはしていたが、お客様の集まり具合が想定以上だった」と話している。なお、次回以降の参加については未定としている。

 コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。ブースには、同人誌を販売する一般ブースと商業作品を扱う企業ブースがあり、企業ブースは、95年夏から導入され、96年冬から本格的にスタートした。企業ブースは出版社やアニメ会社、ゲームメーカーの出展が大半だったが、近年はホンダやグーグル、マイクロソフトなどさまざまな“無縁企業”が出展している。 

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