ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」の原作者として知られるマンガ家・松本零士さんが25日、東京都内で開かれた酒造メーカー「美少年」(熊本県菊池市)とのコラボ日本酒「美少年『零(ゼロ)』」の発売記念会見に出席。日本酒好きというタレントの磯山さやかさん、おのののかさんもゲストで登場したが、松本さんはこの日が78歳の誕生日だと自ら切り出し、2人からサプライズで贈られる予定だったバースデーケーキのろうそくの火を吹き消し、「夢のような出来事でとてもうれしいですね。まだまだ当分頑張って描きます」と宣言。デコレーションの“999号”の機関車を指差して「この列車も当分宇宙を走り続けます」と語った。
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発表されたコラボ商品は、ハーロックの顔がラベルに描かれた純米吟醸「美少年『零(ゼロ)』」、松本さんのサインプリント入りの木箱に入った限定100本の大吟醸古酒「美少年 時の環(ときのわ)」、美しい女性の姿をラベルに描いた大吟醸「美少年 幻夜」の3種類。いずれも松本さんがラベルの監修を手がけた。
今回のコラボは、松本さんの作品の中に登場する酒のラベルに「美少年」の名前が使われていたことから、同社が大量の「美少年」を贈ったことがきっかけ。同社の千堂敬一郎社長は「先生にラベルを描いていただけたら、普段日本酒を飲まない方にも飲んでいただけるのではないかと、商品ラベルの監修をしていただいた」と経緯を説明した。
松本さんは「まだ30代の頃に描いたマンガとアニメーションで『美少年』という名前を使ってしまったが、美少年というお酒は知らなかった」と説明。だが、その後、九州を訪れた際に「美少年という看板があちこちにあって、これはやばいとがくぜんとした。著作権法違反ですよね。腰が抜けた。それで、東京に帰ってきてから、おわびの電話をしたら、『かまわない。使ってくれ』と言われて、美少年の箱が何十本と来た」とそもそもの経緯を明かした。
さらに、それから数十年を経ての今回のコラボについて「うれしいですね」と喜びを語り、商品名の「零(ゼロ)」について「ゼロには無限大という意味もある。私はお酒を飲むと無限大なんです。飲んでも効かないんですね。子供の頃から飲んでいたから」と“暴走”しつつ、「ペンネームも“終わりなきサムライ”という意味で零士にした。それでお酒も零にした」と命名秘話も明かしていた。
コラボ商品の希望小売価格は、「美少年『零(ゼロ)』」が1.8リットル入りで2900円(税抜き、以下同)、720ml入りで1440円、「美少年 時の環」は720ml入りで1万円、「美少年 幻夜」は1.8リットル入りが8200円、720ml入りが4100円。いずれも同社ホームページや酒販店などで販売する。
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