SCE:4月1日から社名変更 「ソニー・インタラクティブエンタテインメント」に

ソニー・コンピュータエンタテインメントが入る東京・品川にあるソニービル
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ソニー・コンピュータエンタテインメントが入る東京・品川にあるソニービル

 「ソニー・コンピュータエンタテインメント」(SCE)は26日、社名を「ソニー・インタラクティブエンタテインメント」(SIE)に4月1日から変更すると発表した。ネットワーク事業を手がけるソニーグループの「ソニー・ネットワークエンタテインメントインターナショナル」(SNEI)と統合して新会社「SIE」を設立する。ネットワークビジネスを展開するには、コンテンツとネットワークのインフラを担当する両社を一つの組織として運営することが重要と判断した。

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 新会社「SIE」は、引き続きネットワークを活用したゲームを主力とするコンテンツビジネスに注力し、ソニーグループでは、ゲームとネットワークサービスの事業を担当する形になる。2017年度の売上高目標は1兆4000億円から1兆6000億円、営業利益率の目標は5~6%となる。

 SCEは1993年11月に設立。94年に家庭用ゲーム機「プレイステーション」(PS)を発売し、家電の雄だったソニーがテレビゲーム機事業に参入したことで話題となった。当時のゲーム業界は任天堂の一強だったが、クリエーターを重視してソフトのラインアップをそろえ、斬新なプロモーション戦略もあり、任天堂と並ぶゲーム機の会社に成長した。SNEIは、PSのネットワークサービス「プレイステーションネットワーク」のインフラを手がけた会社で2010年に設立された。

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