秋吉久美子:女子大生の恋愛質問に秋吉節全開 彼氏いない歴=年齢は「ラッキー」?

椙山女学園大学の星が丘キャンパスで行われた放送中の連続ドラマ「愛おしくて」のトークイベントに登場した秋吉久美子さん
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椙山女学園大学の星が丘キャンパスで行われた放送中の連続ドラマ「愛おしくて」のトークイベントに登場した秋吉久美子さん

 女優の秋吉久美子さんが30日、椙山女学園大学の星が丘キャンパス(名古屋市千種区)で行われた放送中の連続ドラマ「愛(いと)おしくて」(NHK総合、毎週火曜午後10時)のトークイベントに、田中麗奈さん、吉田栄作さんと登場。女子学生からの恋愛質問に秋吉節全開で答え、感嘆の声と大きな拍手を浴びていた。

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 この日は、同校の学生をはじめ、約250人の観客が集まった。秋吉さんらはドラマに登場する有松絞りや、撮影場所となった多治見市の思い出などを語った後、学生からの恋愛相談に応じた。

 秋吉さんは「彼氏いない歴=年齢=21歳」という女性に、「ラッキーだと思います。恋愛の素晴らしいところは論理や知性を超えてドツボにはまるところ。(質問者は)ドツボにはまらなくて済んで、計画的に人生を進めることができる」とコメント。自身の過去を「モテてモテて、(寄ってくる男性を)引きはがしながら歩いていた。そのお陰で道を誤ってしまって、ここに座っている。そうじゃなければノーベル賞を取れたかもしれない」とジョーク交じりに語り、「素晴らしい人とお見合いをして、家庭の中に愛を育んでいって、自分を積み重ねて、何かを作り上げて」とアドバイスした。

 また恋人ができると太ってしまうという女性には「意地悪な彼氏と付き合うと痩せます」ときっぱり。「『最近太ったんじゃない?』とかいう意地悪な人。『キミは太っても可愛いよ』という人(が恋人)だとどんどん太っていく」と指摘。恋人へのプレゼントに悩む女性には「その場でなくなる、ちょっといいもの(をプレゼントにして)。シャンパンで、その場の気持ちを味わうとか、自分で買うにはちょっと高いお花をあげて(花が枯れるまでの)その命を見るとか」と語った。

 さらに少女マンガが好きという女性から「プラトニックな恋愛は現実にあるか」と聞かれると、「あります」と断言。「愛は、最終的には相手をおもんぱかる心。どんな形でも愛はあると思います。ご安心ください」と語り、大きな拍手を浴びた。

 質問は、事前のアンケートと、その場での挙手によるものがあり、中には「友人に好きな人を取られてしまった」という女性の赤裸々な質問もあったが、そのすべてに秋吉さんは小気味よく回答を提示。「子供の恋愛は、取り返しがつく関係。大人の恋愛は、社会の中の自分という位置づけがあった上でどうするかということ」という持論や、「愛は不思議なウイルスみたいなもの」という名言も飛び出し、田中さん、吉田さんも舌を巻いていた。

 ドラマは田中さんが演じる有松絞りの絞り染め作家で30歳の小夏が、秋吉さん演じる師匠で60歳の怜子の恋人に恋心を抱くという展開。怜子の恋人で2人の間で揺れ動く43歳の獣医師の光太郎を吉田さんが演じている。ラブストーリーと並行して、小夏が有松絞りの職人として成長していく姿も描かれている。NHK名古屋放送局が制作し、名古屋市内と岐阜県多治見市、美濃市などで撮影が行われた。

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