女優の多部未華子さんが22日、東京都内で行われた主演映画「あやしい彼女」(水田伸生監督、4月1日公開)の完成披露試写会に登場。約3カ月間、歌の特訓をしてから撮影にのぞんだという多部さんは、共演の要潤さんから「天性の歌声ってあるんだなって。こういうのが天性の歌声なんだって、膝から崩れ落ちそうになった」と大げさにほめられると、「本当にやめてください!」と声を大にし、思わず赤面していた。
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同じく現場で多部さんの“天性の歌声”を耳にしたという志賀廣太郎さんも「しばし役から離れちゃいました」と絶賛。さらに北村匠海さんから「ここまでストレートに心にくる歌を久びさに聴きました」とほめ殺しされると、多部さんは終始、照れまくりだった。
「あやしい彼女」は、2014年に公開された韓国映画「怪しい彼女」のリメーク。女手ひとつで娘を育て望むような人生を送ることができなかった73歳の毒舌おばあちゃん・カツが、ひょんなことから20歳の姿に若返り、髪形や洋服、さらに名前も節子と変え、新しい人生を楽しみはじめると、イケメン音楽プロデューサーにスカウトされ、歌手デビューのチャンスをつかむ………というストーリー。ヒロインの20歳の姿を多部さん、73歳の姿を倍賞美津子さんが演じている。
試写会には倍賞さん、小林聡美さんも登場。倍賞さんと“2人1役”を演じた多部さんは「倍賞さんとは同じシーンはなかったんですけど、同じ日の撮影はあって。とにかくたくさん声をかけてくれて、心配してくださったのですが、私は人見知りなので『はい、そうですね』としか言えなくて、申し訳ないくらいだった」と恐縮しきり。多部さんのあまりの声の小ささに要さんが「声、小さい」と突っ込む一幕もあった。
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