松本来夢:朝ドラ「まれ」子役が映画初主演 サックスに挑戦し「人一倍頑張る」

三重県庁で行われた映画「KUHANA!」の製作発表記者会見に出席した松本来夢さん
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三重県庁で行われた映画「KUHANA!」の製作発表記者会見に出席した松本来夢さん

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まれ」でヒロイン津村希の少女時代を演じた松本来夢(らむ)さん(12)が14日、三重県庁(津市)で行われた同県桑名市を舞台にした映画「KUHANA(クハナ)!」の製作発表会見に出席した。松本さんは、オーディションで選ばれた津市出身の久志本眞子さん(12)とダブル主演することになり、今回が初主演。初めてサックスの演奏にも挑戦しており、「初主演でプレッシャーも感じつつ、地元の人や共演者のために人一倍頑張って、すてきな作品にしていきたい」とはにかんだ。

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 映画は、ドラマ化、映画化された「アンフェア」の原作となった小説「推理小説」の作家で、連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)、「天体観測」(フジテレビ系)の脚本を手がけた秦建日子(はた・たけひこ)さんの映画初監督作品。桑名市に住む小学6年の西田真珠(松本さん)が、元ジャズプレーヤーという新任の教師と出会い、親友の瑞希(久志本さん)らとジャズのビッグバンドを始めることになる……という物語。秦さんは脚本も手がけ、音楽家の立石一海(かずみ)さんが同作のために書き下ろした楽曲が用いられる。

 松本さん演じる真珠とビッグバンドを組む小学生は、オーディションで約2000人の中から選ばれた。バンド名は「クハナ」で、劇中で4曲を披露する予定という。

 松本さんは、昨年の夏から行ってきたというサックスの練習を「大変でした。足を引っ張るんじゃないかと不安で、暖かい日は川辺で、寒い日はカラオケボックスで練習をしました」と振り返り、「(そのかいあってバンドの)みんなと(演奏を)合わせたときは、気持ちがよかった」と笑顔を見せた。また桑名市の名物「はまぐり」を、「食べたことがないので食べてみたいです」と話した。

 また久志本さんは、4人組アイドルグループ「東京ガールズキッズ」のメンバーとしても活動しており、劇中でドラムを担当。「手と足のリズムが違うので、不安で一杯だったけれど、(バンドの)メンバーが仲がいいので、不安な気持ちがなくなりました」といい、「自分の力を出し切って頑張りたい」と意気込んだ。

 同作は三重県と桑名市が後援。会見には鈴木英敬・三重県知事、バンド「クハナ」のメンバーも出席した。

 映画は、ほかに加藤清史郎さん、風間トオルさん、お笑いコンビ「キャイ~ン」のウド鈴木さん、磯山さやかさんらも出演。撮影は、16日から桑名市を中心とした三重県内で行われる予定。9月3日にイオンシネマ桑名(桑名市)などで公開され、順次、全国で公開される予定。

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