アルケミスト:「ひぐらしのなく頃に」のゲーム会社が破産手続き開始 負債総額8億3100万円

東京都江東区のアルケミストが入るビルの前にある同社の看板
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東京都江東区のアルケミストが入るビルの前にある同社の看板

 「ひぐらしのなく頃に」シリーズや「ぎゃる☆がん」などで知られるゲーム会社のアルケミスト(東京都江東区、浦野重信社長)が、5日に札幌地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが明らかになった。民間の信用調査会社の帝国データバンクによると負債総額は約8億3100万円。

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 アルケミストは1991年に設立され、「ひぐらしのなく頃に」シリーズや、PC向け恋愛ゲームを家庭用ゲーム機向けに移植するなどし、2009年3月期の売上高が約13億2600万円と好調だった。しかし過去のゲームの開発負担が重荷となり、近年はヒット作もなかったこともあり、2015年3月期の売上高は約1億2700万円にとどまり、資金繰りに苦しんでいたという。

 4月6日、同区富岡にある同社が入るビルの一室は明かりはなくカギがかけられている状態だった。

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