佐村河内守:スペリオールのルポマンガ「淋しいのはアンタだけじゃない」に登場 騒動当時の心境語る

吉本浩二さんのマンガ「淋しいのはアンタだけじゃない」で佐村河内守さんが描かれたワンシーン=小学館提供
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吉本浩二さんのマンガ「淋しいのはアンタだけじゃない」で佐村河内守さんが描かれたワンシーン=小学館提供

 8日に発売されたマンガ誌「ビッグコミックスペリオール」(小学館)9号で連載中の吉本浩二さんのルポマンガ「淋しいのはアンタだけじゃない」の第6話に、ゴーストライター騒動で注目を集めた佐村河内守さんが登場したことが明らかになった。2014年の自らの会見に加え、楽曲を代作した作曲家・新垣隆さんの会見時に、自身がどこにいたかも明かされている。

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 吉本さんは、手塚治虫にかかわった人たちを取材した「ブラック・ジャック(BJ)創作秘話」や、東日本大震災の三陸鉄道を描いた「さんてつ:日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録」などルポマンガを得意としている。スペリオール編集部によると、吉本さんが聴覚障害者のことを題材にするマンガを描こうと決めたことがきっかけだといい、その過程で佐村河内さんを取材したという。マンガには、佐村河内さんのドキュメンタリー映画「FAKE」(6月4日公開)の監督・森達也さんも登場している。

 「淋しいのはアンタだけじゃない」は、2014年に日本中を驚かせた佐村河内さんのゴーストライター騒動をきっかけに、吉本さんが聴覚障害者に取材を敢行する……というストーリー。取材を元に、聴覚障害者が見る世界、想像の付かない苦労が描かれている。コミックス1巻は5月30日に発売される予定。

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