キンプリ:異例のロングランで興収5億円、動員30万人突破 “応援上映”が話題に

「KING OF PRISM by PrettyRhythm」のビジュアル(c)T-ARTS/syn Sophia/キングオブプリズム製作委員会
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「KING OF PRISM by PrettyRhythm」のビジュアル(c)T-ARTS/syn Sophia/キングオブプリズム製作委員会

 “応援上映”が話題の劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(略称・キンプリ、菱田正和監督)が、公開100日を超えた4月18日に動員数30万人、興行収入5億円を突破したことが分かった。1月9日に公開され、わずか14館での公開という小規模でのスタートで、公開2週目には9館に減少したが、口コミで話題となり、延べ上演館数が90館以上にまで拡大。観客が映像に合わせて声を上げて楽しむ応援上映が「ワイドナショー」「めざましテレビ」(ともにフジテレビ系)で取り上げられるなど話題になっている。

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 「キンプリ」は、2013年4月~14年3月に放送された女児向けテレビアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」のスピンオフで、男性アイドルの神浜コウジ、速水ヒロ、仁科カヅキたちが歌とショーにかける姿を描いている。応援上映は、映像に合わせて声援や合いの手を入れ、サイリウムを振りながら楽しめる観客参加型の上映形式で、音を立てるのがご法度とされる映画館にもかかわらず、ライブのような盛り上がりが楽しめることで話題を呼んでいる。

 公開直後は興行成績が振るわず、興行収入は3000万円程度に落ち着くという見方も出て、関係者は「お通夜状態だった」という。しかし、口コミで話題となり、4週目あたりから動員数が右肩上がりに増え、異例のロングラン上映が続いている。興行収入は、3月9日に2億5000万円、同15日に3億円を突破していた。

 また、9月11日に東京国際フォーラムホールC(東京都千代田区)で同作のイベントが開催されることも発表された。昼、夜の2回公演で、声優の柿原徹也さん、前野智昭さん、増田俊樹さんが登場する。

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