女優の一路真輝さんが13日、東京都内で行われた舞台「ブラック メリーポピンズ」の公開ゲネプロ前の会見に登場。舞台演出家の蜷川幸雄さん(80)が12日に亡くなったことについて、一路さんは「どこかの劇場ロビーでお会いしたときに、『いつか(一緒に)やろうね』と言ってくださったお姿が昨日からずっと(思い出されて)。かなわないままになってしまったのがすごく悔しい」と無念そうに語りつつ、「演劇界に残された功績が代々語り継がれていかれる(ほどの)素晴らしい方がご存命のときに、私たちも演劇をやっている。本当に感謝の言葉しかない」と語った。
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「ブラック メリーポピンズ」は、韓国発の心理スリラーミュージカル。1920年代のドイツが舞台で、著名な心理学者グラチェン博士の豪邸で火事が起こり、家庭教師のメリー・シュミットが猛火の中からハンス、ヘルマン、ヨナス、アンナという博士の4人の養子たちを救い出す。だが、翌日メリーは失踪。それから12年が経過し、4人は博士によって書かれた手帳の存在を知る……という内容。会見には一路さんのほか、共演する中川翔子さん、小西遼生さん、良知真次さん、上山竜治さんが出席した。
「ブラック メリーポピンズ」は世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)で14~29日に上演されるほか、兵庫県立芸術文化センター(兵庫県西宮市)で6月3~5日、福岡市民会館(福岡市中央区)で6月9日、愛知県芸術劇場(名古屋市東区)で6月17日に上演予定。