肺炎による多臓器不全のため12日に死去した、“世界のニナガワ”といわれた舞台演出家の蜷川幸雄さん(享年80)の通夜が15日、東京・青山葬儀所で営まれ、男女7人組パフォーマンスグループ「AAA(トリプルエー)」の西島隆弘さんが報道陣の取材に応じた。蜷川さんが演出した2012年の舞台「下谷万年町物語」に出演した西島さんは、「言葉一個一個が重くて、大きくて、でもすごくやさしくて。守ってくれる(存在)というか……感謝しかないです」と涙で声を詰まらせながら感謝の気持ちを表現。どんな存在だったか、と聞かれると「存在が大きすぎて言葉では表せない」とし、「まだまだ僕もがんばるので、上から見ていてほしい」と語った。
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また、西島さんは、蜷川さんとの思い出として、「お前は早く音楽をやめて俳優の世界に来い、と(言われた)。早く一緒に仕事しようと言ってくださった」と明かしつつ、「(結局)スケジュールが合わず……悔しいですね。申し訳ない」と目に涙を浮かべながら無念そうな声で語った。
この日の通夜には、宮沢りえさんや藤原竜也さん、綾野剛さんら多数の著名人や関係者ら約1200人が参列した。
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