女優の真矢ミキさんが、夫で演出家兼バレエダンサーの西島数博さんと劇作家の故・市川森一さん原作の音楽劇「ドラマティック古事記 ~神々の愛の物語~」で舞台初共演することが18日、明らかになった。東京都内で行われた会見で発表された。同作の演出を務める西島さんについて真矢さんは「夫より7、8歳上ですが、家でも演出されてるので……」と結婚8年目にしていまだラブラブな様子だった。
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2008年に西島さんとの結婚した真矢さんは、8年目を迎えても会見中、発言ごとに西島さんの名前を出しながら、ほほ笑み合うなどの熱々ぶり。初共演についても「ケーキ入刀から古事記まで共同作業することになります」と話したり、「(劇中では)ひょう変する(役柄)けど、家は平和でありたい」などと話していた。
「ドラマティック古事記 ~神々の愛の物語~」は、市川さんによる「市川本古事記」が原作。バレエ、ダンス、歌、和太鼓、神話絵画を駆使した音楽劇で、2013年に日本神話の発祥地とされる宮崎県で初上演した。14年には京都、15年には福岡で公演を行い、今年9月3日に新国立劇場オペラパレス(東京都渋谷区)で上演される。チケットは6月10日から各プレイガイドで一般発売される。価格はS席1万2000円、A席1万円、B席8000円、C席6000円。
一方、西島さんは、真矢さんとは宝塚歌劇団を退団後、女優になってから出会ったといい、真矢さんが宝塚で男役をしている時代の姿をのちに鑑賞した際、「本当に男。声も違うし別人で驚いた」と明かした。「(今作は)この世に男と女が成り立つまでの神々の話ですが、(女として)ひょう変していく切り替え部分が、女優と男役を両方経験している彼女にしか表現できないと思う。どんな表現をするか楽しみ」と期待を寄せていた。また、真矢さんは「男の部分は使えるのか……。厳しく教えを請うことになります」と夫に託していた。
この日の会見には、市川さんの妻で、語り部を務める柴田美保子さん、出演者の舘形比呂一さん、浅野瑞穂さん、坂元健児さん、河野鉄平さん、川越塔子さん、劇中で使用される神話絵画を描くマークエステルさんらが出席した。