河北麻友子:白鳥麗子の見本は「デヴィ夫人」

映画「白鳥麗子でございます! THE MOVIE」の完成披露試写会に登場した河北麻友子さん
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映画「白鳥麗子でございます! THE MOVIE」の完成披露試写会に登場した河北麻友子さん

 女優の河北麻友子さんが25日、東京都内で行われた主演映画「白鳥麗子でございます! THE MOVIE」(久万真路監督、6月11日公開)の完成披露試写会に登場した。河北さんが「白鳥麗子の代名詞の『おーほほほほほほ!』ができなくて、監督が頭を抱えた。現実味のないキャラクターなので」と演技の苦労を明かすと、久万監督は「現場では、デヴィ夫人の話をよくしていました。デヴィ夫人を意識してやろう」とアドバイスしたことを明かし、河北さんも「夫人を意識して演じました。(原点?)そうですね」とうなずいていた。

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 河北さんは、白鳥麗子の役作りについて「工夫しましたね!」と、久万監督と顔を見合わせ、「(過去の作品は)意識せず、なるべく自分らしく、新しい白鳥麗子が誕生したという気持ちで見ていただければ」と語った。一方、久万監督は「『おーほほほほほほ!』ができないと聞いて、『それ、演技のキモですよね?』と不安になった」とコメント。しかし「(河北さんが)リアルお嬢様なので、僕の方から意見を聞きました」とも語っていた。

 映画は、鈴木由美子さんのマンガが原作。お嬢様で高飛車ながら奥手で世間知らずの主人公・白鳥麗子が、秋本哲也に子供のころから思いを寄せるものの、プライドが邪魔をして素直になれない……というラブコメディー。1989年にドラマ化され、鈴木保奈美さんが麗子を演じ、93年のドラマと95年の映画では松雪泰子さんが麗子を演じた。2016年1月に新ドラマがスタートし、河北さんが麗子を演じ、哲也役を東海エリア発の男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」(ボイメン)の水野勝さんが演じた。

 映画は、哲也の実家で、白鳥家が関わるリゾート開発が計画され、哲也の父ら地元の漁師たちがその計画に反対。2人の家は対立関係に引き離されてしまう。そんな中、麗子と哲也の前に、超クールなエリート御曹司が登場することで恋のバトルが勃発し……という内容。イベントでは、映画に出演した神父が登場し、映画のヒット祈願を行った。

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