水瀬いのり:「ここさけ」の難役乗り越え新人声優賞 「胸張って喜べる」

「第25回日本映画批評家大賞」アニメ部門の新人声優賞を受賞した水瀬いのりさん
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「第25回日本映画批評家大賞」アニメ部門の新人声優賞を受賞した水瀬いのりさん

 声優の水瀬いのりさんが「第25回日本映画批評家大賞」アニメ部門の新人声優賞を受賞し、25日に東京都内で行われた授賞式に出席。「心が叫びたがってるんだ。」(略称・ここさけ)の主人公・成瀬順役で受賞した水瀬さんは、今作で演じた「しゃべれない」という役どころについて、「声優でありながら言葉をつむぐことができないヒロインを演じるというのはとても難しかった」と苦労を明かした。

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 アフレコ時は19歳だったという水瀬さんは、「10代ラストにとても難しい役を引き当てたというプレッシャーがあった」と吐露(とろ)しつつ、「それを乗り越えることができて、こうしてたくさんの方に愛される作品になったということは、とても胸を張って喜べます」とコメント。「私自身も、アニメからたくさんの元気や勇気、パワーをいただいている毎日。この賞に恥じぬようたくさんの方に声優というお仕事、アニメーションのすばらしさを伝えられるように頑張っていきたいと思います」と背筋を伸ばした。

 「日本映画批評家大賞」は、故・水野晴郎さんを発起人として1991年にスタートした映画評論家が選ぶ映画賞。アニメ部門では、ダイヤモンド大賞を永井豪さんが受賞。新人声優賞は水瀬さんと「ガールズ&パンツァー劇場版」の渕上舞さんで、最優秀声優賞には「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」の小桜エツコさん、「ドラゴンボール 復活の『F』」の中尾隆聖さんが選ばれた。

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