昭和元禄落語心中:人気落語マンガが6年の連載に幕

「ITAN」32号で最終回を迎えた「昭和元禄落語心中」のコミックス1巻のカバー
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「ITAN」32号で最終回を迎えた「昭和元禄落語心中」のコミックス1巻のカバー

 落語をテーマとした雲田はるこさんのマンガ「昭和元禄落語心中」が、7日発売のマンガ誌「ITAN(イタン)」(講談社)32号で最終回を迎え、約6年の連載に幕を閉じた。

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 「昭和元禄落語心中」は、昭和を舞台に、噺家(はなしか)の人間模様を描いたマンガで、2010年に同誌で連載がスタート。孤高の大名人・有楽亭八雲や、そこへ押しかけて弟子入りした与太郎、八雲の盟友で“希代(きだい)の名人”とうたわれた二代目助六の忘れ形見の小夏ら個性的なキャラクターが登場する。第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞、第38回講談社漫画賞一般部門で受賞したことも話題になった。テレビアニメ第1期が16年1~4月に放送され、第2期の制作が発表されている。マンガコミックスは最終10巻が9月7日に発売予定。

 また、10月7日発売の同誌34号で、雲田さんの次回作「舟を編む」の短期集中連載がスタートすることも分かった。「舟を編む」は、三浦しをんさんの小説が原作で、雲田さんは10月にスタートするテレビアニメ版のキャラクター原案も手がける。

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