東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の日本最大の玩具見本市「東京おもちゃショー2016」(日本玩具協会主催)で、VR(バーチャルリアリティー)を楽しめるヘッドマウントディスプレー(HMD)の玩具が注目を集めている。
ウナギノボリ
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メガハウスはHMD「BotsNew(ボッツニュー) VR」を展示。スマートフォンで専用のコンテンツをダウンロードし、スマートフォンを本体にセットしてVR体験を楽しめる。「スペースシューティング」「からあげキャッチ」「ホラーシューティング」などのゲームがプレーでき、専用のコントローラーを指に挟んでジェスチャーで操作する。価格は9250円で、8月下旬に発売予定。
タカラトミーが発表したHMD「JOY!VR宇宙の旅人」は、「BotsNew VR」と同じくスマートフォンを本体にセットして使用する。展示されていたのは宇宙を探索しているような感覚を楽しめる「宇宙ツアー」で、今後は「プラネタリウム」「恐竜」「世界遺産」などが追加される予定。価格は1万円前後の見込みで、今冬発売予定。
「JOY!VR宇宙の旅人」と「BotsNew VR」は、いずれも360度パノラマVR動画の視聴にも対応しており、専用のコンテンツ以外も楽しめる。安価にもかかわらず、VRを楽しむための基本的な機能は用意されている。おもちゃショーで試遊できたのは、いずれも専用コンテンツの一部のみだが、臨場感のある映像やゲームを楽しむことができた。エントリーモデルではあるが、メガハウスの担当者は「本格的に楽しめるものを目指した」と自信を見せる。
さまざまな業界で注目を集めているVRだが、それを楽しめるHMDは、「オキュラス・リフト」が599ドル、10月に発売されるPS4用の「PSVR」が4万4980円(税抜き)と、安価とは言い難いものが多かった。そんな中、低年齢層の利用も念頭にある玩具メーカーが、HMDを発売するのは大きい。タカラトミーの担当者は「20~40代の男性をターゲットに、VRに興味はあるが、いきなり高価なデバイスを購入するのは……と踏み出せない人に向けて開発した」と話すように、玩具メーカーが発表した商品は、サムスンの「GEAR VR」などと同じくスマホを活用する形を取ったことで、低価格を実現した。VRという新しい体験の普及にあたっては、低価格な入門機器の存在は不可欠で、それを玩具業界が担うことになったといえるだろう。
一方、VRは、ゲームだけでなく、スポーツ観戦や音楽ライブ、アニメといった映像コンテンツから訓練用シミュレーターなど、幅広い分野、産業での活用が期待されているものの、一般への普及にあたっては、ソフト不足が懸念されている。そういう意味においては、玩具メーカーの参入は、ゲーム会社とも、スマホメーカーとも異なる発想が期待できる。コンテンツの幅を広げる意味でも、市場の活性化に向け、玩具メーカーへさらなる期待が集まりそうだ。
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