テレビ朝日:好調のAbemaTVを新たな経営計画の柱に 角南新社長が抱負

テレビ朝日とサイバーエージェントが共同で展開するインターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」のロゴ
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テレビ朝日とサイバーエージェントが共同で展開するインターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」のロゴ

 6月29日付でテレビ朝日の新社長に就任したした角南源五(すなみ・げんご)社長が5日、東京都内で行われた同局の定例会見に出席し、サイバーエージェントと共同で展開するインターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」を新たな経営計画の柱の一つとする考えを明らかにした。

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 AbemaTVは4月に本格的なサービスを開始したばかりだが、視聴アプリのダウンロード数は累計400万を突破(6月15日時点)するなど好調。角南社長は、一昨年から開催している夏の大型イベント「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」とともに「当面はこの成長事業に力を入れていきたい」と語った。

 角南新社長は「新たに今年度策定する予定の経営計画においてもAbemaTVと夏祭りは柱。AbemaTVはユーザーから確たる支持を得られるよう、テレビ朝日夏祭りでは来場者にさらに楽しんでいただけるよう、当面はこの成長事業に力を入れていきたい」と抱負。その上で、「新しい事業への挑戦でも良質なコンテンツ制作力が重要。そのためにも視聴率で業界トップグループを堅持する。コンテンツ力、制作力と、あらゆる新規ビジネスを展開し、全社で共通目標を持って時代の変化に対応したい」と語った。

 また、AbemaTVの好調について、平城隆司常務は「7月からの本格セールス開始に向けて、アドバタイザー(広告主)からも興味を持っていただいている。セールスも順調な滑り出し」と説明。角南社長は「(ビジネスとしては)スタート台に立ったばかり」としつつ、「10代、20代の方はテレビは見ないが、スマホに親和性があるという方が多い。そういう方々がテレビに接する機会になってくれればと思っている。コンテンツの出し口が広がっていくのは良いこと」と手応えを明かしていた。

 「AbemaTV」はテレビ朝日とサイバーエージェントが共同展開するインターネットテレビ局で、今年4月に開局。テレビ朝日報道局が制作を請け負う「AbemaNewsチャンネル」をはじめ、アニメや音楽、スポーツなど多数のチャンネルがあり、24時間、無料で視聴できる。ニュースのほか、アニメ作品の一挙放送などが人気を集めている。

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