大今良時さんのマンガが原作の劇場版アニメ「聲の形(こえのかたち)」(9月17日公開)に声優として悠木碧さんや小野賢章さん、潘めぐみさんらが出演することが8日、分かった。悠木さんはヒロイン・西宮硝子の妹・結絃、小野さんは主人公・石田将也の高校のクラスメートの永束友宏、潘さんはマジメで正義感が強い優等生・川井みきを演じる。
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また、金子有希さんが将也の小学校時代のクラスメート・植野直花、石川由依さんが高校生になって将也たちと再会する佐原みよこ、豊永利行さんがイケメンな真柴智を演じることも分かった。硝子や将也のほか、結絃、友宏らが描かれた新たなビジュアルも公開された。
「聲の形」は、別冊少年マガジン(講談社)2011年2月号と週刊少年マガジン(同)13年12号に読み切りが掲載され、読者の反響や監修の全日本ろうあ連盟の後押しもあり、週刊少年マガジンで13年8月~14年11月に連載された。ヒロインへのいじめの描写が生々しいことなどから、掲載をめぐって編集部内でも意見が真っ二つに分かれた異色作としても話題になった。
アニメは「けいおん!」などの京都アニメーションが製作。「けいおん!」「たまこまーけっと」などの山田尚子さんが監督を務め、「ガールズ&パンツァー」などの吉田玲子さんが脚本を担当する。入野自由さんが将也、早見沙織さんが硝子の声優を務める。
硝子役の早見さんは「不安半分、期待半分ぐらいのバランスの気持ちでした。原作を読んで、非常に繊細な感情の動きが描かれている作品だと感じたので、その空気感を硝子役としてどれだけアフレコ現場で再現できるだろうかという緊張もありましたが、作品に携わらせていただける喜びも大きかったです。原作を読みかえし、監督とも打ち合わせをし、実際に聴覚障害の方々にもお話を伺いながら、硝子というキャラクターを一から作っていきました」とコメントを寄せている。
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